安倍首相、トランプタワー最上階のトランプ氏自宅で会談 下層階の会議室で安倍冷遇という左翼メディアの願望叶わず

会談場所はトランプ氏の自宅があるトランプタワーということもあり、トランプ氏は遅刻する要素なし。安倍首相も定刻までに到着。丁度日本時間7時、ニューヨーク時間17時の4分前に開始というスムーズな出だしになりました。

もしトランプタワー下層階で会談だったら日本の安倍首相冷遇だと期待してた左翼メディア

今回の安倍トランプ会談でテレビ局をはじめとしたメディアが着目していたのが階段の場所です。トランプタワーの中でも最上階のトランプ氏自宅で会談すれば安倍首相を手厚く歓迎してるというメッセージになります。一方で下層階のビジネスライクな会議室で行うとすると日本を冷遇しているという、左翼メディアが大喜びする展開になっていたわけです。そのため、東京本社の記者はニューヨーク支局の記者に、最上階の自宅で会談するのか、それともそれ以外のフロアなのかをしきりに質問し気にしていました。

トランプ氏自宅に招かれた安倍首相はこの上ない厚遇 自宅会談が判明した途端にその点をスルーするマスメディア

そして実際はトランプ氏の自宅があるトランプタワーの最上階で会談が開催されるという極めて望ましい展開になりました。

しかしそれが決定したとたん、東京の記者はそのことを知らされると「あーそうですか」程度でスルーして何もコメントしないという対応を見せました。あれだけ気にしていた点がはっきりした途端に、望まない結果になったからといって安倍首相が厚遇されたという点を印象づけたくないのでしょう。

トランプ氏側から打診してきた食事、オバマ政権へ失礼にならないよう配慮のため日本側が食事は断り会談も非公開

トランプ氏は安倍首相と食事をすることも提案していましたが、日本政府側から断ったようです。なぜなら安倍首相は直後にAPECでオバマ大統領と会談することになっており、オバマ政権は2017年1月19日まで続くので、食事をするようなことはオバマ大統領に対して失礼だからです。

また会談冒頭の握手の場面もマスコミを入れずに非公開にするというものになりました。これはトランプ氏側がオバマ政権への配慮として決めたものとされ、オバマ大統領の顔に泥を塗らないよう最大限配慮しているということです。

日本側は安倍首相と通訳のみで腹を割った会談に 会談は当初予定の45分からさらに45分延びて90分で終了

会談はオバマ大統領が好むビジネスライクで実利を求めるものではなく、安倍首相とトランプ氏が個人的な信頼関係をつくるために行われるものです。これはプーチン大統領と信頼関係を構築しているのと同じです。

安倍首相とトランプ氏がゴルフの話をすることについて、なぜか日本の左翼テレビ局は批判的に報道していますが、ゴルフは単なる遊びではなく仕事の範囲内です。これは社会人としてまともな職で働いている人なら誰でも知っているでしょう。英語とゴルフは社会人の必須スキルです。ゴルフは仕事の一部だというのが世界的な常識であり、ゴルフは贅沢な遊びのような偏見があるのは日本のマスコミだけだと言えるでしょう。

むしろそのようなゴルフで信頼関係を構築できる話で盛り上がっていたとしたらその方がプラスです。逆に小難しい話だけになったら、トランプ氏は日本を米国が暴利を貪る対象としか見ていないことになってしまいます。私からしたら今回の会談はくだけた話だけで全くOKであり、変にTPPや安全保障の話をしてこじれてしまう方が日本にとって不利益です。

そして会談は予定より45分延びて90分で終了しました。安倍首相はトランプ次期大統領と会談する初めての外国首脳になりましたから、今後トランプ氏が会談する外国首脳との会談時間では、この安倍首相の90分より長いか短いかが焦点になるでしょう。そして会談場所が最上階のトランプ氏の自宅なのか、あるいはトランプタワー以外なのかも注目されるところです。安倍首相は来年の常会の途中でも、トランプ氏とゴルフをする機会があったら訪米してゴルフをする日程をつけるべきです。国会会期中にゴルフをしていると批判してくるのは無能な民進党と共産党とマスコミくらいなものでしょう。