杉田水脈元衆院議員、希望の党からの出馬要請を断ったのは惜しいことをした トランプ大統領のような変わり身の早さが必要

2012年に橋下徹人気の日本維新の会ブームに乗り初当選した保守陣営の杉田水脈元衆院議員が、小池百合子率いる希望の党からの出馬要請を断り、自民党から出馬することを決定したようです。

私は小選挙区・比例ともに自民党に投票しますので、別に自民党の仲間が増える分にはよいことなのですが、せっかくなら「物は試し」ということで勢いのある希望の党から出馬したほうが良かったのではないかと思っています。

もしも希望の党が選挙後に第二民進党に成り下がったとしたら、それはそのときに離党すればいいだけなので、たいした地盤のない杉田水脈氏なら今勢いのある希望の党から出馬したほうが議席を獲得できる確率が上がりますし、自民党から出馬するのは得策ではないと思います。

おそらく杉田水脈氏は小池百合子を以前から批判してきたことを気にして、希望の党からの出馬要請を断ったのだと思います。つまり主張の一貫性を重視し筋を通した形です。

私からしたら、別にそのくらい気にしなくていいのではないかといったところです。

あっさり手のひらを返す、トランプ大統領レベルの変わり身の早さを学ぶくらいでいいと思います。

ここは一度買ったらなかなか損切りができないという日本人の金融資産運用の下手っぷりにも通ずる日本人特有の問題です。一度決めたら頑固に筋を通してしまうという融通の利かなさは損失を生みます。

現時点で得だと思ったら希望の党から出馬して、気に入らなくなったら後から離党するつもりで割り切って出馬してしまうほどの「図太さ」が保守陣営には必要です。

筋を通すよりも、実利を重視して裏切るつもりで希望の党から出馬しちゃったほうが良かったのでは?と思います。