ゲーム実況者の評価:MOTTY編

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ゲーム実況者のMOTTYさんはかなり面白い。

基本的に頭の回転がはやくかなり頭がいい人だろう。

理工学部出身とTwitterに書いてあったので早慶の理工学部あたりの人だと思う。

2017年8月頃のスプラ2生放送のアーカイブを見たところ、「大学はどこですか?」とチャット欄で質問されたらしく、「言えないけどそれなりのところです」と回答していたのでそう大きく予想は外れていないだろう。

またその直後に「いい大学に行くといい人達と知り合えるからその後の人生が楽になりますよ」と本当のことを率直に返答してくれている。

学歴というのに対し日本人は機敏で荒れやすい話題なので、視聴者から質問されてもほとんどの実況者は見て見ぬふりをしてスルーするのが普通。敵をつくって視聴者が減るより、当たり障りのないことを言って全方位外交を展開したほうが視聴者が増えるので、利益(効用)最優先主義を採用するならば機敏な話題はスルーすることになる。

そのためこのような大方の実況者は触れずにスルーする話題にもしっかり真摯に回答している実況者は少数派。特に社会人になっていない学生以下の人達にとっては貴重な存在だと言える。

おそらくゲーム実況一本槍のお方ではない

2017年8月中旬頃のライブ配信では、ゲーム関連のタスク以外に”仕事”があって忙しいということを表明していた。私には、ゲーム実況以外にも”仕事”があるように聞こえた。企業勤めなのかどうかはわからないけれども、MOTTY氏は他に仕事をもっているのかもしれない。

私はYoutuberというのは非常に不安定な仕事だと思っている。有力メディアがYoutubeとニコニコ動画くらいしかなく、ニコニコ動画は既に斜陽である。私にいたっては学生の頃はニコニコ動画のアカウントを持っていたが社会人になった頃に既に削除したので再度わざわざ登録してまで見ようとは思わない。そうなるとYoutubeに殺生与奪を握られているようなものであり、ちょっとしたことで簡単に食いっぱぐれることになってしまう。

すべての資本(金の資本だけでなく時間や人的資本も含めて)をゲーム実況に投入することはせず、MOTTYさんほど賢い人ならある程度リスクヘッジしているだろう。

どこかに勤めながらゲーム実況をやっているスナザメ氏が1日1~2回8分程度の動画を上げるのが精一杯という事情を勘案すると、MOTTY氏の動画更新頻度と録画時間数の長さを見ているとなかなか勤め人にできるものではない。

自分の仕事さえ結果をだせば週数日程度出勤すればOKな外国資本の企業や自営業など、比較的時間が自由にとりやすい仕事をしているのかもしれない。

下ネタを使わないまともな正統派

最俺のキヨフジのように下ネタありきで再生数を増やしている実況者が多い一方で、MOTTY氏は私の見ている限りは下ネタ暴言を使ったところを見たことがない。

最俺のヒラがキヨフジに対して「下ネタ・暴言NG縛り」を提案してそれを拒否していた場面を録画した動画がアップされていたが、それくらい下ネタ・暴言に依存している実況者は多い。

MOTTY氏はスプラで下手な仲間にあたったときは不満は口にするが、このときでも悪い言葉は使わずイライラした口調で正しいことを率直に言葉にしているだけなので暴言ではない。

そういった意味では裏表のない人物であり、現実社会でも気の置けない人として信頼されるタイプの人だ。

また実況者の中には、食べ物を粗末にしたり体を張った下品なくだらないパフォーマンスで再生数を増やそうとする者もいる。MOTTY氏はそういうやり方はしないまともな実況者の一人。

ただその反面、出る杭は打たれるような感じでアンチもファンと同数だけいると見受けられる。ウェブ上でアンチ的なことを書かれても、本人はそんなのどこ吹く風と我が道を貫いているのでそこがまた高く評価できる。安倍首相のように支持する層がいれば嫌がる層も一定数いるようにこれはどの世界でも同じだ。

面白いわりに他の実況者と比べてあまり再生数が伸びていないのは、MOTTYさんの実況は難易度が高いからだろう。頭の回転が速く言ってることも高度。しかし、最近はそこそこチャネル登録者数が増えてきているので中堅を超えてきたことは間違いない。

話しているネタもわりとupper層というかそれなりに学識教養のある人向けだ。

つまり一般層というよりもコアな層に受けがいいというものかもしれない。他の体をはった品のない実況者よりはかなりまともな路線を行っていると思う。こういった実況者が評価されるようになればYoutubeはもっと景観の良い見やすい動画サイトになるのは間違いない。

パターン化されている分野よりも自由度が高く臨機応変な対応を必要とする分野で実力を発揮

MOTTY氏の実況は初代スプラで有名になったというフシがある。他にもいくつがゲームをやっているがやはり本人が一番やる気を出し一番光っているのはスプラだろう。

マリオカート8デラックスの実況をスプラ2が発売されるまでのつなぎとして一時期よくやっていたがなんとなく味気なく感じた。

スプラを全くやったことのない私が言うのもあれだが、スプラというのは非常に自由度の高いゲームだ。縦横無尽に動き回れる上に、取れる選択肢が非常に多くこれといったワンパターン化で対処できるものではおそらくない。

真逆なのがマリオメーカーであり、あれはランダム要素がほぼなく同じステージをひたすら訓練していけば自然と上達し、非常に無理ゲーなステージでも数さえこなせば下手な実況者でも意外とクリアできてしまう。

マリオカートはその中間にあり、アイテムという非常に大きいランダム要素があるので腕がいい人でも最下位になっている動画がちらほらあるのだが、邪魔されないタイムアタックというものをひたすら演習問題のようにこなしていくのが一種の定石のようになっている。スプラよりは自由度の低いゲームであり、2次元~3次元ゲームように見えるが基本的にアクセルを踏んで前に進んでいくだけなので実質的に1次元ゲームだ。あとはアイテムを使うタイミングだけが選択肢ということになるので自由度はさほど高くない。実際のところ私はマリオカート8もやっていないのだが、スプラに比べると比較的努力がある程度結果に反映されてくるゲームかもしれない。

スプラは縦横無尽に動き回るため頭の回転が要求されるので、どちらかというと演習問題を積んでパターンを蓄積するよりも、その場で考えて行動する機転の良さ・判断力が要求される。そういった分野でMOTTY氏は大きく他の実況者に差をつけているように見える。

取りまとめがうまいリーダーシップタイプ

MOTTY氏はユーザ参加型のライブ配信をたまにやっているが取りまとめにこなれているように感じる。あれこれ指示する立場に向いているのだろう。

グループでタスクをやる場合は「もっとちゃんとやろうよ」と発破をかける側の人間だと言っていた。

いわゆる甲斐性があるタイプであり、たとえ今後ゲーム実況という分野が稼げない分野になっていったとしても、しっかり生計を立てていけると思われる。

ストレートに感じたことを言うところが評価できるが、最近はオブラートに包むことが増える

私は2016年にMOTTY氏の実況を見始めたのだが、当時はスプラで遭遇した”出来ない味方”に平然と不満をぶつけていた。実は私はスプラトゥーンを全くやったことがなく単にYoutubeを見ているだけなのだが、スプラは連帯責任の制度になっているため優秀な人からすると脚をひっぱる人ほどイライラするものはないということになる。

これは大学の研究でも社会人になってからの仕事でも同じで、評価が完全に個々に切り離されていればいいのだが実際はそうではないから不満を持つ人は多い。

つまりは、この部分でMOTTY氏が不満をぶちまけていたのは”ごく普通”だということ。

しかし、”優秀でない側”を”優秀な側”が非難するのはものすごく煙たがられることであり、しかも世の中の大方は”優秀でない側”であり1割程度の”優秀な側”がものごとを牽引しているのが現実。それは優秀なMOTTYさんが叩かれてしまうのも当然ということになる。

2016年まではMOTTYさんは言いたいことを言っていたが、2016年後半以降はスプラでよくない味方にあたっても、文句を言うのを意識的に抑えてなんとかプラスプラスの方向に話をもっていこうとしているのがよくわかる。

私からするとこれは逆に実況を味気なくし魅力度を下げた認識している。チャネル登録者数が増えているのは時間的効果であり、実は再生数に直結するものではない。もこう氏はあれだけ好き勝手言っているためチャネル登録者数は大して多くないが、再生数があれだけ伸びているという事実は重要。つまり、下手な味方にあたったときに言いたいように文句を言うのをこらえているのは全方位外交としてよくみえるが、再生数を稼ぐといった面からみると微妙だということで、さらにもこう氏のように批判を覚悟で本音正論をぶつけていたほうが”生き残る”という側面もある。シビアなことを言う嫌われやすいタレントほど生き乗り、嫌われるのを回避して無難なことを言っているタレントほど数年で消えていくのはテレビというメディアだけでなくYoutubeというメディアでも同じである。

子供向けと言われるが中学生以上向け 機敏な質問に本音で返しているのはMOTTY氏とちはや氏くらいなもの

ちはや氏は最近ライブ配信をあまりやらなくなったが、ちはや氏もライブ配信ではチャット欄の質問に対し率直に意見を返しておりそれはMOTTY氏も同じだ。

この記事の冒頭でも書いたが、機敏な質問に対して批判を恐れず直球で自分の考えを返しているのはMOTTY氏とちはや氏くらいなもの。

MOTTY氏はそれなりの大学を出ているとライブ配信で言っていたが、同時に社会人からみたら学歴なんて”プゲラ”だというのも当然よく理解している人。しかし「いい大学に入るといい人達とであるからその後の人生が楽になる」とアドバイスしていたように、学歴は成功のための十分条件ではないが将来の選択肢を広げるため、良いスタートラインに立つために最低限必要なものであるという”あえて”大人があまり教えようとしない、ものすごく重要なことをたまにぽろっとこぼしてくれているので、ここを視聴者個人が耳を塞いでスルーせずうまく拾えるかどうかがMOTTY氏の動画を価値あるものにできるかどうかの分岐点だろう。

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