2017年8月の内閣改造、農協グループが最も嫌がるのは小泉進次郎農林水産大臣

2017年8月の内閣改造では岸田文雄外務大臣はおそらく自民党政調会長になるでしょう。

私としては小泉進次郎氏が農林水産大臣に任命されれば満額回答です。

当サイトの記事で別掲していますが、小泉純一郎元総理が郵政民営化を固く決意したのは、彼が内閣総理大臣に就任する遥か前の郵政大臣時代でした。

郵政大臣時代に彼は「郵政は民営化しなければならない」と決めました。つまり彼はかつてトップを務めた組織の一部を切り離し株式会社にしてしまったわけです。

息子である小泉進次郎氏も農林水産大臣時代に「農協は解体しなければならない」と決心し、内閣総理大臣になった暁に衆院解散を使ってでも荒療治で解体してくれることが容易に想像できます。

そしてどちらかというと農林水産省は農協とべったりではなく、むしろ農林水産省は農協解体やむなしという考えのほうが強いです。

小泉進次郎氏が農林水産大臣になって農協解体論者の急先鋒になったとしても、農林水産省の職員も同じ考えなので職員とはうまくやっていけるでしょう。

小泉進次郎議員は農協解体を自民党の農林部会長という議会の立場から推進していましたが、次は日本政府という行政の立場から推進することになります。

小泉進次郎氏は厚生労働大臣になる確率もそこそこ高いです。

しかし厚生労働省が所管している業務は、社会保障という人口構造を変えられない以上どうしようもない無理難題ばかりです。経済産業省のように気持ちのいい仕事はできないでしょう。

ただ、いわゆる雑巾がけとして国務大臣をやるのなら、法務大臣として死刑執行を着実に行うか、厚生労働省で年寄りに不人気な政策を執行するか、農林水産省で農協イジメをするというあまり他の人がやりたがらないところから始める必要があります。

彼が農林水産大臣になり、農協グループから金融事業を切り離して金融事業を農林水産省所管から金融庁所管にしたら、これ以上無い素晴らしい仕事を成し遂げたと言い切れます。