ゲーム実況者の評価:スナザメ編

数少ない普通の社会人系ゲーム実況者。いわゆるサラリーマンをやっていると思われる。

マリオカート8デラックスが発売された当初1日に10近くの動画をスナザメ氏はアップしていたが、「マリオカート8デラックスのために年次有給休暇を取った」のようなことを言っていたのでおそらくごく普通の社会人なのだろう。

私はその発言を聞くまではスナザメ氏は専業でゲーム実況していると思いこんでいたので、毎回2レースしか収録しない短時間動画を1日1本しか上げているのはやる気が無い実況者だと思いこんでいた。

しかしそれは誤りで、むしろ定時帰りだったとしても毎日継続してゲーム実況動画をアップし続けているのはかなり事が長続きするマメなタイプであり、本業の社会人としても相当優秀だと思われる。

家事手伝いやバイトという名のニートをやっている女性実況者は「最近忙しくて」のような言い訳をして長続きしないタイプが多いが、その点スナザメ氏はおそらく正社員として働きながらここまでコンスタントにアップしているのはかなりの忍耐強さがある方だ。

あいろん氏と同じく好きでやってるタイプ

スナザメ氏の実況の評価できる点は、再生数の追求ではなく単に好きなゲームをやってそれをアップしているところにある。

これはアンチャーテッドなどの実況で高く評価できるあいろん氏の項目でも書いているが、ゲームが好きでやっているタイプの実況者は、ある日はAというゲーム実況動画をアップして、翌日はBというゲームの動画をアップするといったことはやらない。

あいろん氏もアンチャをやっている間は連日アンチャの動画をアップしていた。同様にメタルギアソリッドをやっている間は連日メタルギアソリッドをアップしていた。ゲームというのはプレイを初めたらクリアするまでしばらく同じゲームをやり続けるのが自然であり、7種類のゲームを同時並行でプレイして一週間7日間それぞれ違うゲームの動画をアップするのは不自然になる。実際はこのような「不自然」なやり方をしているゲーム実況者が多い。なぜなら多くのゲームで全方位外交で動画をアップして再生数を稼がないと文字通り「食っていけない」というのが彼ら正業を持たない実況者だからだ。スナザメ氏のように正業を持っている場合は、「自然」なゲーム動画のアップの仕方になる。

ゲーム実況で食っている再生数と収益ありきの実況者の場合、幅広く多くのゲームをアップするというポートフォリオを組むようになる。これはゲームの好き嫌いは度外視して、単に再生数を稼げるかどうかという観点でゲームをいくつか絞り込んで事務的に実況しているために、本当に好きでゲームをやっているというのが全く伝わってこないのでものすごくつまらない動画に仕上がっているのがありありとわかる。

例えば最俺のキヨ氏が好例だ。キヨ氏は明らかにマリオカート8を面白いと思っていないのにもかかわらずポートフォリオの一部として事務的に実況しているために、再生数ありきの打算があることが簡単に視聴者に見透かされ冷めることになる。2014年頃まではキヨ氏も好きでゲームを実況していた感があったが、2015年以降からは完全に「リスクヘッジとして分散させるためにために仕方なく嫌々ゲームをやっている」のがバレバレになっている。

その点、スナザメはそのような打算を考えずに単に好きなゲームを好きなように実況しているから見ている方としても楽しく感じる。つまるところこれがゲーム実況を手堅く息を長く続けるための本質だと思われる。

また最俺のヒラ氏にありがちなのだが、マリオカート8でボコボコにやられたときに、笑うべきところではないのに笑うというキモイ行動がないところもいい。レース中にやられたときはもこう氏やちはや氏のように切れるか、意気消沈するかというのが普通の反応なのだが、しゅーや氏やヒラ氏や最俺のフジ氏のように自虐的に笑い出すというのは非常に見ていてつまらないというのを自覚した方がいい。その点スナザメ氏はそのような変な言動がないところはいい。

いい意味で細かいところにこだわるのは評価できるが、大多数の人にとってはどうでもいいかもしれない

2017年にスナザメ氏はYoutubeでライブ配信をしていた。おそらく初の試みだったようで、初期設定に非常にこだわっていた。

チャット欄をどの部分に表示するかどうかで30分くらい迷っていたように思えるし、さらにTwitterアカウント名の表記にいたっては視聴者に「Twitter:のあとに半角スペースを入れてください」とアドバイスされて、スナザメ氏は喜々としてその提案を採用していた。

私はそのようにこだわる姿勢はよくわかるし、事務の正確性が求められる社会人ならなおさらのことかもしれないが、これは男だからこそこだわる部分だと言える。

女性視聴者からすると「もうそれでいいと思います」と書き込んでいた人がいたように、「そんな細かいことどうでもいい」思っている視聴者がほとんどだったようで、スナザメ氏はそのような意向を汲み取るのは少し下手なのかもしれない。

実況内容については何も不満ない。タレコミとして寄せられた小ネタについて検証する動画も面白い。

こういったどうでもいいところを徹底的に追求して解明する面白さを感じるのは男の特性とも言え、スナザメ氏は典型的な男気質の実況者だと言える。

スナザメ氏が目指すべきは「けい氏」 1動画あたり5レース以上かつ根本的に腕を上げる

先程も書いたように、実況者はゲームが好きでやっているタイプと、多数のゲームでポートフォリオを組んで全方位外交で再生数を稼いでそれで生計の一つの柱にするつもりの2パターンがある。

そして後者の場合は別にそこまでやりたくないゲームを「食っていくための仕事」と割り切ってやっているのが見え見えなので冷める要因になり、チャンネル登録者数や再生数の伸びが鈍化して、長期的観点からすると思いの外収入が増えなくなり困り果てていくような実況者になる。

この方向性でいくならもこう氏のようなキレキャラにならない限り難しい。もこう氏は別に好きでもないスプラやマリオカート8をやっているが、彼は「視聴者に嫌われないようにする」という配慮を一切せずに、「嫌われてもいいから純粋に言いたいことを言う」ということを意識的に徹底しているタイプなので見ていて飽きがこない。だからこそもこう氏にはアンチや敵も多いわけだが、こういった実況者は再生数が伸び続けるし長く生き残る。もこう氏のように平気で暴言を連発する自信がないのなら、「あいろん氏」やマリオカートで言えば「けい氏」のようなまともな実力派で行くしか無い。

スナザメ氏が向いているのはけい氏のような実力派だろう。ましてや他に正業(企業勤めなど)を持っているのならなおさら実力派でいくのが手堅いと思われる。

でも実力はけい氏どころかちはや氏にも届いていないレベルなのでそこをうめる必要がある。

スナザメ氏の動画で足りないのは1動画あたりの収録数(収録時間)かもしれない。マリオカート8は1レースあたり3分くらいなので、今の2~3本から5~6本くらいに増やすだけでチャンネル登録者数と再生数は伸びていくと思われる。

MOTTY氏は1日に2本くらいスプラ動画を上げているときもあるし、ちはや氏も1日2本マリオカート動画を上げていることもある。5レースくらいの動画を1日に2本も上げられたら十分なレベルだと思うが、スナザメ氏のような兼業だとなかなか難しいのかもしれない。

下ネタに頼ってやりたくもないゲーム実況をやっている実況者が多い中、スナザメ氏はかなりまともな正統派の実況者なので頑張って欲しいと思っています。

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