2017年5月8日頃に、「共謀罪法案の修正協議、自民と維新の隔たり埋まらず決裂か」と大々的に報道されていました。決裂すれば日本維新の会は野党として共謀罪法案に反対することになるため、NHK朝日毎日のような左翼からすると非常に好ましい展開になるからです。
2017年5月10日頃までは「決裂か」と左翼メディアが嬉しそうに報道していましたが、5月12日には維新が妥協する形で合意し、5月15日の週に日本維新の会も賛成して衆院通過する運びになりました。そのことは大きく取り上げられず私でさえその事実に気づいていなかったくらいです。
修正協議決裂を期待していた朝日毎日などの左翼メディア
安保法制審議があれだけ荒れたのは当時はまだ日本維新の会も大阪維新の会もなく、江田憲司の維新の党が安保法制に反対を表明したからです。
これによって自民党+他の与党 v.s. 維新を含めた野党という構図になり左翼野党を付け上がらせる結果となりました。
当然今回の共謀罪法案でもNHKは同じような結果を期待していたわけです。ですが日本維新の会は合意に至ることを優先し、自民党、日本維新の会、公明党が賛成派になり、反対するのは民進党・共産党・社民党・小沢党・沖縄の風というキチガイだけという構図が出来上がりました。これによって共謀罪法案は衆院審議のみならず参院でも順調に進むことが確定しました。
共謀罪法案は世論調査で常に賛成派が多い人気法案
刑法改正は公明党の成果にさせないためにあえて臨時会まで先送りがベスト
共謀罪法案は一般的な日本国民からすると人気の高い法案です。騒いでるのは反社会的勢力に属しているごく一部の輩だと言えます。
共謀罪法案の審議が先になったことで、刑法改正法案は後回しになっていますが、公明党はこれを成果にしたいようなので都議選までに成立させないのがベストです。
公明党は自らが共謀罪の適用対象になることから、自らの首を絞めることになる共謀罪法案は廃案になるか臨時会まで先送りにしたがっていました。しかし議席数が一桁違う自民党がそうは問屋がおろさなかったので、自民党は刑法改正案は秋の臨時会まで先延ばしでいいとすら思ってるでしょう。
2017年6月18日が常会の会期末なので、共謀罪法案が参院通過するレベルまでの小幅延長だけにとどめておいて、刑法改正はできない程度の延長幅にしてしまうのがベストです。
今月の5月下旬にも楽しいイベントがありますが、6月下旬もそこそこ楽しいイベントになりそうです。