小池派区議が降参 自民党を飛び出して成功した議員は一人もいない

小池百合子を支援した区議会議員7人が白旗を上げたようです。

豊洲移転延期の旗色が悪くなり、政治塾も失敗。トランプ勝利で「女性の活躍」が単なる夢で終わってしまい、7人の区議会議員はようやく賢者モードになってきたようです。

とはいえ遅きに失したと言えます。

もう既に自民党は7人の区議会議員も、若狭衆院議員も、そして戦犯である小池百合子も救済するつもりはありません。影響力がなくまるまで待って弱ったら除名して切り捨てる、これが自民党が昔から用いている手法です。

区議7人のうち代表2人が都連会長に対し白旗を上げる

小池百合子を支援した7人の区議会議員のうち代表の2名が下村博文自民党東京都連会長と面会し、「自民党に残りたい」と下手に出たようです。

以前は強気だったくせに旗色が悪くなってきたら急にこれですから哀れとしか言いようがありません。

【7人の侍処分】 「自民党に残りたい」小池百合子知事支援の区議が降参 下村博文都連会長、怒り隠さず

自民党東京都連の下村博文会長は28日午前、7月の都知事選で党の方針に反して小池百合子知事を支援した豊島、練馬両区議7人の代表者2人と党本部で面会し、10月30日から先送りしている7人の離党勧告処分について意見を聴いた。2人は「自民党に残りたい」として、処分の見直しを要望。12月5日までに都連が書面を通じて7人の意向を聴取し、最終処分を決める方向となった。(産経新聞2016.11.28  http://www.sankei.com/politics/news/161128/plt1611280011-n1.html)

しかも自民党に残留させるのは小池百合子の意向とだと言うのだから笑えます。自分に自信があるならさっさと新党を作ってそちらに受け入れてあげればいい話です。小池新党は作るにしても作らないにしても、実体の伴わない単なる見掛け倒し、張子の虎であることは小池百合子自信も認識しているということでしょう。自民党東京都連も小池新党が中身カラッポのハリボテで終わることは見抜いています。

若狭議員の離党は歓迎 自民党を飛び出した議員は小沢一郎レベルの実力者でも没落している

若狭議員は離党するでしょうが、それはむしろ歓迎すべきことです。

今まで自民党を除名や自主離党した議員は例外なく全員没落しています。

若くして幹事長になった小沢一郎は自民党にいた90年代がピーク。小選挙区比例代表並立制を作ったのが最後の功績になりました。今となっては政党要件の維持だけで精一杯な弱小野党の代表です。

舛添要一元都知事も民主党政権誕生のときに「自民党は終わり」と言って離党した一人です。実際終わったのは舛添要一本人でした。

渡辺喜美も2009年に自民党が弱っている時期に離党した一人。2014年衆院選で大敗し比例復活すらできず無職ニートに。2016年の参院選で維新の会に擦り寄り当選したものの、日本維新の会の中では渡辺喜美は外様扱いであり本流にはなれないでしょう。

石原慎太郎でさえ結局は地方自治体の知事止まり。衆院議員に返り咲いてからも何も成果を出せずに引退しました。

民進党の岡田克也氏ももともとは自民党にいた一人。自民党になじめずに飛び出したものの、結局総理大臣にもなれない党代表を民主党時代から何回かやってるだけで晩年負け組野党です。

そして特に際立っているのが郵政民営化時代に自民党を離党した議員たちの凋落ぷりです。

郵政民営化に反対し新党改革という一人の党を運営していた荒井広幸議員も2016年参院選で落選し政治家を引退。

同じく郵政民営化で離党した亀井静香議員は自民党にいた時代は大物政治家だったものの、離党してから途端にしょぼくなりました。2016年には「トランプと面会する」米国に行ったもののトランプ氏と会ってもらえなかったほどに力のない野党議員にまで落ちぶれました。

自民党を離党した政治家は今も昔も例外なく没落しているというジンクスがあります。

衆院選前に小池百合子を除名するのは得策ではない 衆院選後に元凶の小池百合子を除名

2016年11月末時点で、すでに小池百合子の求心力は下がり、就任100日間のハネムーン期間が終わって都民は冷静になっています。

盛り土だからって安全性には全く問題はなくむしろコストを安くできたことがようやく認識されはじめています。

また現在の築地市場の建物は耐震性に極めて劣ることもようやく報道され知られるようになってきました。

そしてあと1年は豊洲移転を延期すると小池百合子は表明。一気に小池百合子の支持が落ちています。

衆院選前に小池百合子を除名するのは得策ではありません。内閣支持率や自民党の支持率に響きます。ここは衆院選が終わるまで先延ばしが得策です。7人の区議や若狭議員だけでなく小池百合子も除名処分の対象になるでしょう。

衆院選が終わり、弱りきったところで一気に潰すという方法が得策です。