祝!小池百合子が自民党離党 立ち回りが下手で組織の本流になれず辞めて独立した落ちこぼれババアの様相

ようやく小池百合子が自民党の離党届を提出しました。民間でいう懲戒解雇や一般職公務員でいう懲戒免職に該当する「除名」になるか、単に「離党」となるかはわかりませんが、自民党員でなくなることは確実です。

自民党の有力政治家だった小沢一郎、亀井静香は自民党を離党したら「ただの人」

小沢一郎は史上最年少で自民党幹事長まで上り詰めた実力者でしたが、その実力を盾にして90年代には新党を作ったり永田町を荒らしました。当初は勢いがあったと言えるでしょう。しかし時間が経つにつれて、民主党の中でも主流にはなれず結局民主党政権時代に内閣総理大臣になることができませんでした。

また亀井静香もその影響力の大きさから、郵政民営化解散の前までは自民党の大幹部でした。それが郵政民営化解散のときに「俺は影響力のある大物政治家だ」と勘違いして、離党すれば「自民党を分断できる」と踏んだらしいですが、その後は影響力の陰りどころかまったく永田町で影響力を行使できない没落議員になってしまいました。

栃木県衆院第3区で圧倒的地盤を持っていた渡辺喜美も離党した当初は「みんなの党」で勢いがあったがすぐに没落

渡辺喜美は父親から栃木県第3区の地盤を継いで、得票率95%という安倍首相の地元山口県の選挙区とは比較にならないほどの無風選挙を繰り広げる実力者でした。

それが2014年衆院選では大敗しました。

栃木県の有権者は渡辺喜美そのものではなく、「自民党に所属していて、自民党に影響力を行使して予算をつけてくれる”自民党の渡辺喜美”」に期待していたわけです。

舛添要一も離党した一人

あの舛添要一も自民党を飛び出した一人です。

石原慎太郎も舛添要一も小池百合子そうですが、都知事になる人はたいてい自民党を離党した人です。彼らは全員、自民党という組織になじめず飛び出していった人です。そういった人は地方自治体の長としてはそこそこ成功します。

石原慎太郎は3期目ごろから都庁行政のつまらなさに飽きてきて国会議員に戻りたがっていました。最終的には衆院議員に戻りましたが、自民党に戻って活動はできず野党という立場で参加するのみでした。

舛添要一にいたっては、完全に政治家としては終わった人になってしまいました。

加藤の乱を起こした加藤議員は2000年11月当時でさえ「自民党を離党した議員は最初は勢いがあるが、最終的には没落している」という経験則から集団離党はしなかった

2000年代に自民党を混乱させた人物として有名なのが故加藤議員ですが、彼は小沢一郎のように党を割って仲間と集団離党することはあえてしませんでした。

面白いのは、「郵政民営化で離党した議員はのきなみ没落した」ことがわかった2000年代後半ではなく、2000年11月という時点ですでに「自民党を離党した者は当初は勢いがあるが、中長期的に見ると没落している」という経験則を知っていたようです。

どうやら「自民党を離党すると没落する」という経験則は、郵政民営化どころかその遥か前から見られた現象だったようです。

政治家に限らず、所属している企業や官公庁などの組織が従業員や職員に付加価値を付けてくれているのであり辞めたらただの人

政治家には若狭や小池百合子のような勘違いが多く、自分自身に価値があるから人が寄ってきていると思っているようです。しかしそれは大きな勘違いであり、それはその人が所属している組織に価値があるから人が寄ってきているに過ぎません。これは民間企業でも官公庁でも同じです。

結局のところ、「組織を抜けたらただの人」だということです。南朝鮮のパククネも、一国の行政府の長である大統領、という行政機関を裏付けとした肩書があったからこそ人が寄ってきていたわけです。それが今となっては一民間人の一犯罪者。誰も擁護してくれないわけです。

小池百合子は自民党を辞めたというより追い出されたというのが正しい 出ていった側が負け組

小池百合子は自民党に重用されなかったからなんとか自民党を振り回したいということで知事になりましたが、結局ついてきた国会議員は小物の若狭だけであり大幹部はついてきませんでした。この時点で、大量に議員を引き抜いて集団離党した小沢一郎にすら劣っています。

自民党に残った側と出ていった側、どちらが勝ちか負けかといったら、出ていった側が負け組です。これは経済産業省でうまく立ち回れず独自色を出して居場所がなくなり、結局辞めることになった古賀茂明と同じです。

小池百合子はいろいろ自民党の悪口・負け惜しみを言うでしょうが、すべて「負け犬の遠吠え」です。

もしも小池百合子支持だったら絶対に自民党離党に賛成しない

私は小池百合子がさっさと鬼籍に入ることを望んでいる人なので、小池百合子を支持しているどころかその真逆ですが、もし仮に小池百合子を支持しているとしたら「何があっても小池百合子は自民党を離党すべきではない」という意見を持ちます。

当然ですが、実際は「小池百合子はさっさと自民党を離党しろ」としか思っていませんでした。

小池百合子支持者に多い産めないババア、野田聖子のように障害児持ちのババア、婚期を逃したババア、女なのに勉強しすぎて高学歴になった所為で逆に不幸になったババア、夫から損切りされ離婚し中古品になってしまった母子家庭のババアは気づいていないでしょうが、小池百合子自民党に所属しているという事実が小池百合子自身に大きな価値を与えてきていました。

自民党から離れてしまったら単なる人なわけです。

小池百合子がなぜわざわざ衆院議員を辞めてまで都知事になったかと言えば、安倍首相に冷遇されまったく閣僚や党幹部に登用されなかったからです。自民党を飛び出し、多くの議員もそれに続けば、新しい政党で自分が代表になれて内閣総理大臣も射程範囲に入ると目論んでいたようです。小沢一郎もその一人であり、自分の実力を過信して自民党を飛び出せば自民党を割って自民党より大きな政党ができて自分はそこの長になれると目論んでいたわけです。ですが現実に小沢一郎は失敗しました。

よく民間企業にもいます。会社の人事で冷遇されたことで「こんなところにいても無駄だから辞めてやる」と出て行く人です。

しかしそういった人たちが後々成功してるかといったら全くそうではないと多くの人は知っています。

安倍首相も当初はまったく自民党内で優遇されてないどころか、同期とくらべて非常に出世が遅い方でした。誰でも冷遇される時期と優遇される時期があります。

小池百合子は環境大臣という霞が関で最底辺の下位官庁の国務大臣しかやらせてもらえず、さらにその後の防衛省でもケチがついてしまいました。

もし小池百合子が内閣総理大臣や、せめて副総理級の財務大臣をめざすのなら我慢してなんとか自民党の衆院議員として残り、登用される時期が来るまでじっとチャンスを待つべきでした。安倍首相は不老不死ではないので、いつかは安倍政権が終わりそのときに小池百合子は今まで一人も女性が登用されていない自民党幹事長という総裁ポストの登竜門に登用される可能性もあったわけです。

衆院議員をやめてしまったり、自民党と対峙したり、ましてや自民党を離党するのは完全に失策だったと言えます。

都知事になったとしてもその先は、あっても石原慎太郎のように自民党以外の政党から衆院議員に戻って、野党の一議員どまりで影響力を行使できないで終わるだけだと言えます。

小池百合子は側近に恵まれず、自分が大物だと勘違いしている小物議員の若狭しか国会議員がいないという嘲笑レベルです。

離党を表明することで影響力を与えることができる政治家と、冷ややかに陰から嘲笑の対象とされる政治家がいます。小池百合子や若狭は後者であるということを冷静に客観的に一歩下がって判断できなかったようです。