小池百合子都知事の勢いはすでに後退期に突入したようです。
当選直後に人気のピークがきて、その後逓減を続けるのはよくあるパターンです。
衆院選で若狭議員が当選して、政治塾に大量申し込みがあったあたりがピークでした。もう既に衰退期に入っています。
豊島区・練馬区にまたがる衆院小選挙区で当選した若狭議員が勘違い系であり、自民党東京都連が7人の区議会議員を除名処分をしたら若狭議員は自民党を離党するとちらつかせ、「私が離党しないようにしてほしい」とまで言い出す始末です。いつからあなたはそんなに偉くなったのかというか、いい年した大人がそんな発言をすること自体恥ずかしくないのかと呆れ返ってしまいます。
二階幹事長も、「離党するだとうか、そういったとんがった話を軽くあちこちでするもんではない」と記者会見で発言しています。
企業や官公庁に勤めている人が退職することをちらつかせながら働くでしょうか?若狭議員にはまったく社会人としての常識さえないと言えます。
現在自民党は小池百合子一味に対する処分を保留しています。これは賢明な判断でしょう。
人気があるうちに除名処分をすることには自民党にとって得ではありません。
除名処分をしても自民党の支持率が下がらないところまで引き伸ばし、自民党にとって得なのかどうか、損得勘定でタイミングを見計らうのがベストでしょう。
すでに小池百合子知事の手法は手詰まりになっており、このまま行けば小池百合子知事はオリンピックの準備を進めることができず、2017年夏にある都議会議員選挙で目立った勢力拡大ができなければすぐさま自民党東京都連と自民党本部から除名されるでしょう。
そしてヒラリー・クリントン候補が米国大統領選で落選したことによって、「世界各国で相次いで登場する女性のリーダー!」というマスコミの持て囃しに大きなブレーキがかかりました。
間違いなく世界最大の超大国である米国のトップに女性であるヒラリー・クリントンが当選したら、それはもう女性の活躍の集大成のようなものだったでしょう。
ですがそれは実現しませんでした。これが結果です。
この米国大統領選は確実に日本の政界に影響を及ぼしており、明らかに民進党の蓮舫代表と小池百合子知事の存在が、大統領選明けというたった一晩にして小さくなったと実感できています。
南のパク大統領は支持率1桁という末期にあり、いざ国の代表に就任してからさえないミャンマーのアウンサンスーチー、二重国籍問題でいつでも捜査される可能性のある蓮舫代表など、「ヒラリー・クリントン候補の当選確率が90%」と事前予測されていた段階が全世界における女性の活躍のピークだったと言えるでしょう。
おそらく小池百合子知事の賞味期限は1年だと言えます。2017年夏が正念場です。