2018年4月6日をもって米国のマクマスター国家安全保障担当補佐官が退任しました。4月9日よりジョン・ボルトン氏が当該ポストに着任します。
ボルトン就任前から早速悲鳴を上げている左翼
時事通信の記事が非常によく「サヨクの悲鳴」を体現してくれているので時事通信の記事から引用します。
対外強硬派のボルトン元国連大使が9日、米大統領補佐官(国家安全保障担当)に就任する。外交・安保政策決定の「調整役」が定まったことで、トランプ政権は5月末までに開催される見通しの米朝首脳会談に向けて本格始動することになる。「筋金入りのタカ派」とされ、先制攻撃も辞さない姿勢を示してきたボルトン氏が、今後の米朝関係にどのような影響を与えるかが注目される。
ボルトン氏はブッシュ(子)政権下の2001年、国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)に就任。イラクが大量破壊兵器を隠し持っていると訴え、03年のイラク開戦を強く後押しした。
国連大使退任後の07年には、北朝鮮が核兵器を手放すことはあり得ないと主張。今年2月の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿では「北朝鮮の核兵器がもたらす脅威に先制攻撃を加えるのは完全に正当だ」と主張し、核ミサイル完成前に脅威を取り除くよう訴えた。
ボルトン氏が政権中枢に加わることに危機感を抱く声は少なくない。「国家安保の補佐官ではなく、国家安保の脅威だ」。トランプ氏がボルトン氏を任命した直後、ツイッターには悲鳴にも似た投稿があふれた。
米紙ニューヨーク・タイムズも社説で「ボルトン氏ほど米国を戦争に導く可能性のある人物は数少ない」と警告。北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議次席代表を務めたジョージタウン大のビクター・チャ教授は、米メディアのインタビューで「米朝首脳会談が失敗に終われば、ボルトン氏が軍事的解決策を推進するだろう」と語る。
ボルトン氏はイラン核合意にも批判的で、トランプ氏と同様、合意破棄に前向きだとされる。穏健派が政権から相次いで更迭される中、トランプ政権の強硬路線への傾斜に歯止めがかからない恐れもある。出所:時事通信 2018年4月7日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040700382
中断の「ツイッターには悲鳴にも似た投稿があふれた」というのが傑作です。低所得にあえいでいる日本の低学歴左翼は仕事の憂さ晴らしをするためにTwitterで安倍叩きをするのが大好きですが、それは米国でも同じです。
ボルトン就任で悲鳴を上げている米国の左翼は、日本において「安倍死ね」と喚いている生理障害ババアと同じ集合です。
また、トランプ政権にCNNと並んで批判的であるニューヨークタイムズは「ボルトン氏ほど米国を戦争に導く可能性のある人物は数少ない」とこれ以上ない賛美を送ってくれています。
逆に言えば「戦争を開始するためにボルトン氏ほど適任の人物はいない」ということになります。
左翼としての「悲鳴」や「警告」は逆に安倍トランプ支持者からすると「嬉しい悲鳴」「賛美」でしかありません。
時事通信は反安倍トランプの論陣を張っているので、「トランプ政権の強硬路線への傾斜に歯止めがかからない恐れもある」とネガティブに書いていますが、「トランプ政権が強硬路線へ突き進んでいくことが期待できる」というのが本来の評価です。
そしてボルトンが補佐官に就任する前日の2018年4月8日には、産経新聞が「台湾の潜水艦建造に米国が協力」という記事を掲載しました。ボルトン氏は台湾国への「米軍駐留」を主張していますが、それが早速形となって現れてきました。
日本の潜水艦技術をオーストラリアに提供する話が出た際「技術が漏れる」と反対する意見が自民党から多数出ていましたが、西側陣営で自由主義・民主主義・法の支配を採用するオーストラリア相手でさえ心配されていたくらい潜水艦技術の提供は機敏な問題です。
そのような機密の塊である潜水艦の建造に米国が台湾国に協力するということは、戦闘機の共同開発よりも「米国が台湾国と軍事同盟を密にする」ことを意味します。