クリントン敗北、朴槿恵失脚、南場智子謝罪、官民で相次いで倒れる「女性の活躍」

南コリアのパククネ大統領を退陣させるための弾劾決議案が可決され職務停止に追い込まれました。もう既に次の大統領選を決めるための選挙モードに入っているようです。

昨年のヒラリー・クリントン敗北前までは日本のマスコミ各社が嬉しそうに「世界で相次ぐ女性のリーダー」と報道しておりその中にパククネ大統領も含まれていました。今思えば、ヒラリー・クリントンが「当選確実」と見られているというだけで、もう米国の女性大統領が誕生したのも同然と扱って日本のマスコミが報道していたのはフラグだったと言えます。

そしてあれだけ「私の大統領選勝利は確実」と余裕ぶっこいていたヒラリー・クリントンがまさかの敗北。2008年には同業のオバマに敗北し、結局一度も勝てずに終わった女性でした。

世界中の「女性の活躍」にトドメを刺したヒラリー・クリントン敗北

にしてもヒラリー・クリントンはかわいそうだと思います。

夫に浮気され、オバマには破れ、さらにはトランプ氏という石原慎太郎みたいな物言いの人に敗北しました。

オバマ大統領が投開票日1ヶ月前に米国のバラエティ番組に出演して、「トランプ候補の顔がテレビに映っているのを見かけると笑ってしまう」とオバマ大統領が笑いながらトランプ氏を馬鹿にしていたのをみて、これはトランプ勝利だなと私は思いました。

このように侮ったり余裕をぶっこいているのは、金融市場ではトレンド転換期のシグナルとして経験則的に認識されているからです。

読売新聞にいたってはヒラリー・クリントンが勝利するものとして出版物を用意していたというのですから笑えます。

他のマスコミも「米国で女性の大統領が誕生した。日本も見習え!」という内容の特集をあらかじめ作ってあとは放送するのを心待ちにしていたようです。ですがそれも単なる願望で終わったということです。

ヒラリー・クリントンの敗北は日本の左翼メディアがゴリ押しする「世界中で相次いで誕生する女性の活躍」にとどめを刺したと言えます。

日本の左翼が「お隣の国の女性の活躍を見習え!」と持て囃していたパククネ大統領

日本の首相はずっと男性です。勿論米国も男性。米国については早い段階から「クリントンが勝つ!」と日本の左翼は判断を誤って確信していたようなので、矛先はアジア内での女性の活躍に向けられました。

左翼がよく枕詞として使う、「ニッポンのお隣韓国」では女性がリーダーをやっている。日本では男がリーダーをやってるなんて遅れている!というのが日本の左翼の言い分のようです。

ですがその左翼の憧れの的だったパククネは支持率が長く低迷。さらには超ド級のスキャンダルが発覚し、あやうく初来日されてしまう直前で運良く弾劾可決され職務停止になりました。そして早くも事実上大統領選がスタートしています。その候補者がみんな男なんですから笑えます。

一方で男性がリーダーをやっている我が国日本ではどうでしょうか。本日の産経新聞記事から引用します。

引用元:産経新聞2016年12月10日 産経FNN合同世論調査  http://www.sankei.com/premium/photos/161210/prm1612100025-p1.html)

最も支持率が低い2015年7月でさえ39.3%です。この時期は安保法案が審議されていました。安保法案は2015年9月末に成立しました。その後は綺麗に支持率が右肩上がりです。

一方でパククネ大統領は反日をやっていた当初は支持率70%台という高支持率を維持していました。ですが後半で失速。綺麗に右肩下がりです。最初は勢いがあるけどその後は凋落していくだけというのは小池百合子と同じです。

南場智子が叡智を結集してようやく考え出したのが「モバゲー」と「パクリサイト」いう失笑

南場智子が偽医療情報サイトの件で謝罪に追い込まれました。彼女のような経営コンサルのような意識高い系が使う「ロジカルシンキング」の集大成とも言えるアウトプットが「モバゲー」でした。

それだけ叡智を結集したあげく考えだされたのがモバゲーというのが笑えます。

さらにはWELQというニセ医療情報サイト、しかも他のサイトをコピペして造られたパクリサイトを運営し荒稼ぎしていたことも発覚。

2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏、IPS細胞の作成に成功し医療に大きく貢献している上で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏と比較してみてどうでしょうか。

”彼女”とは違い、”彼ら”は本当に医療に役立つものを「結果」として示しています。

同じ社会人なのになぜここまで差が出るのかと思わされます。

”コンサルタント”とネットで検索しようとすると、”コンサルタント 胡散臭い”という候補がでてくるように、コンサルタントというのは1人1円会社の社長やニートが使うような肩書きです。自称コンサルタントはほぼ間違いなく実質ニートと見て間違いないです。

同じく経営コンサルタント出身者も何も生み出せないため、「モバゲー」のように消費者庁から違法認定されたコンプガチャを採用するという違法行為に走ったり、ニセの医療情報を掲載して稼ぐという詐欺に走るわけです。

今後はドイツのメルケル、小池百合子、永遠の野党の蓮舫代表、ミャンマーのアウンサンスーチーに注目

ドイツから原発を全廃すると言ったものの猛批判を受けたドイツのメルケル首相も今後の去就が注目されます。支持率が低迷しているので再出馬せずに引退かと思いきやなんとまた出馬するようです。彼女はドイツを移民だらけにしてドイツ国民の怒りを表面化させた張本人です。ドイツ国民がどのような審判を下すか楽しみです。

あとは日本国内では、都議会が質問書を事前に小池百合子に通知せずに、議会でアドリブ答弁を要求するというまさに小池百合子”イジメ”の様相です。これは自業自得でしょう。小池百合子は「馴れ合い」「癒着」撲滅を提唱しているのですから、事前に質問内容を通知するのは「馴れ合い」以外の何物でもありません。まさに民進党のようにブーメランを食らったと言えます。都議会自民党においては徹底的に小池百合子を叩くべきです。2017年の都議選で小池百合子の支持率が保てるのか注目です。

あとはまさに日本の女性の特徴を寄せ集めたような象徴的存在である蓮舫代表。民進党の代表というよりも、日本の女性の代表と見ていいでしょう。次いつ衆院解散総選挙があるかどうかわかりませんが、民主党と民進党の代表は選挙があるたびに交代しています。はたして蓮舫代表は次の選挙で代表辞任をせずに済むかどうか注目です。

また外野にいて五月蝿く言っている間は存在感があって、いざ為政者側になったとたんに存在感を発揮しなくなったアウンサンスーチーがいます。彼女は現在のところ何も結果を出していません。民主化も彼女がやったわけではなく、テイン・セインが上からの民主化をやったから民主化に成功しただけです。上からの民主化は世界各国の歴史をみてもほとんど例がなく、アウンサンスーチーの民主化運動が民主化を実現したのではなく、政府自ら上からの民主化を実現した珍しい例としてミャンマーの件は認識されています。つまるところアウンサンスーチーは牢屋に入っていただけで何もやってないわけです。国家のトップに就任してから急に存在感がなくなったので、近いうち失脚すると私は見ています。

トランプ旋風が2017年の世界各国にどのような影響を与えるかとても楽しみです。