ちはやさんは今私が最もYoutubeで見ているだろう実況者です。今のところ一番好きです。
傾向としてはMOTTYさんに似ています。
基本的にゲームの腕前はかなり高く、スプラトゥーンのMOTTYさんなら、マリオカートとマリオメーカーのちはやさんといったところでしょうか。
ちはやさんは最俺、レトルト、アブさんたちとは別の方向性があります。
ちはやさんは時事ネタ、とくに芸能ネタ、社会ネタ、政治ネタ、国際関係ネタも平気で言及します。
ただし、Youtubeライブ放送のときチャットで好きな野球チームはときかれたとき、「特に応援してるチームはないな」とちはやさんは言っていましたが、それは本心でしょう。という私も特段好きな野球チームはないです。しいて言うなら巨人くらいです。
他の実況者はあえてなのか、もしくはそこまで関心がない、詳しくないということでこういった話題に言及する実況者は少ないです。
他人と円滑につきあうなら政治・宗教・野球の話題は取り扱わないというのはどの業界でも言われている常識のようなので、ゲーム実況でもあえてそういったものを避ける人が多いです。
ですがこういうのに触れていないと生き残るのは難しいのも確か。本当の意味で気の知れたグループを作るにはこういった政治宗教などの話題に触れないでいると、いつまでたっても距離があるままになるのも事実です。
テレビで当り障りのないことを言っている芸人は時期に消えていってしまいます。
ですが北野武や松本人志のように、政治ネタでもかまわず好き放題言うひとは必ず生き残ります。当り障りのないことを言っている人は年数が経つと飽きられて消えていってしまいます。
重要なことは、ファンが一定数いれば同じ数だけアンチも一定数いるという事実です。
北野武も松本人志もかなりの数のアンチがいるように思えます。この２人は正論をいうことも多く、そこは私も評価しているのですが、でも意見の合わないことをいうこともあるので百点満点ではありません。むしろ私はこの２人の芸人が６：４くらいで嫌いです。それでも、嫌われるのを恐れてあえてきわどい話題に踏み込まない芸人はそれ以上に価値がありません。確かに私は北野武や松本人志の発言が６割がた嫌いですが、それでも何も自分の意見を言わない芸人よりかは全然好きです。
いまのところ私はちはやさんについては９９％くらいで好きですが、その反面アンチの人もいると想像できます。でもこれはいいことであって、一番良くないのはファンもアンチもいないという無関心をもたれてしまう実況者です。こういう人は一時的に伸びても長続きしません。
最俺、レトルト、アブさんあたりの人はあえてシビアな時事ネタに踏み込んだりしないので、今後は横ばいか逓減していくと思われます。
やっぱり生き残るためには嫌われること覚悟で、デリケートなネタに触れていくことが重要です。ちはやさんはその点しっかりやっていると思います。
単に下ネタを連発したり、本来の言葉と語感が似ている言葉をあえておちゃらけて使って面白くしているだけではいずれ限界がきます。
やはり中身が伴っていないとだめで、「中までたっぷりちはやです」の言葉通り、人から嫌われるかもしれない部分にも踏み込んでいかないと中身のない実況になってしまいます。
MOTTYさんも同じ点でアンチを一定数作っているのかもしれませんが、その反面同じ数だけコアなファンがいるとも捉えることができます。
熱心なファンなある日突然熱心なアンチに鞍替えしてしまうことがあります。また逆に、今までは熱烈なアンチだったのがある日突然ファンになることも普通にあります。
これは今まで極左政治活動家だった人がいきなり極右になることがよく発生するのと同じです。
だからファンの数を増やすだけでなく、アンチの数も同じくらい増やす勢いで実況をやっていくのが生き残る秘訣です。これは芸能界全般にあてはまります。人畜無害な芸人は消えていくのです。
そしてYoutubeライブ実況のときに、チャットでアンチがわいていると報告されたときに、ちはやさんはすぐにブロックしたりしません。
ちはやさんは「荒らし」なのか「批判をいう人」なのかをしっかり見極めています。後者の批判をいう人についてはブロックせず放置していくスタンスを取っています。
多くの人は、実況者を批判する人＝荒らしのように短絡的に捉えているようですが、それは違います。批判する人は、ある意味でアドバイスのように批判しているのであり、実況者を貶めるのではなくて改善してよくなってほしいから言っている側面が強いです。その点もちはやさんはよく理解していると思います。
だから私からちはやさんへのアドバイスは特にありません。現状維持でそのままやってほしいと思っています。味気ない実況になってしまわないことを願っています。
MOTTYさんはスプラ実況でダークサイドぽさが出たときにいろいろ言われたせいか、最近は言うことがすっかり丸くなってしまいました。できれば以前のように”サシ”のあることを言ってくれたほうが面白いので、あまり視聴者の動向に左右されず自分をしっかり維持して実況を続けていって欲しいと思っています。
