FF7リメイク、ファミコンミニ 過去の資産を切り崩すしか手がないゲーム業界

スクエアの1997年作品であるFF7がリメイクされることが2015年に発表されました。

世界中で大反響をもって受けとめられたことは、日本原作のゲームだけあり嬉しくもありますが、一方で残念な気持ちもあります。

それはFFにかぎらず、ドラクエもマリオも90年代に作り出した過去の作品に今でもすがる形で稼いでいるにすぎないからです。過去の栄光にいつまでもしがみついて、新しいものを生みだしていないと言ってもいいでしょう。

実際に2000年以降に誕生したゲームでは長く続く大ヒット作がでていません。

マリオもFFもドラクエもメタルギアソリッドも90年代が最盛期

日本製のゲームはグラフィックがしょぼく、ミクシィやガンホーが作るようなスマホゲームがなぜかゲームの主役になってしまいました。

唯一頑張っているのがオープンワールドのゲームであるメタルギアソリッドシリーズです。

しかしメタルギアソリッドも開発のコストがかさんだことからコナミが開発打ち切りをしてしまい、プロジェクトチームは解散してしまいました。

メタルギアソリッド5をやった人ならわかると思いますが、明らかに打ち切りとわかるほど中途半端に終了しています。

このようにゲーム機の性能をふんだんに使ったゲームは日本では失敗していると見ていいです。メタルギアソリッドほどのシリーズでさえ開発企業側から潰されたほどなので、そういったゲームを作るような土俵が日本にはないということでしょう。

そしてマリオやFFやドラクエなども最近は過去の作品のリメイクが目立ちます。マリオメーカーは完璧に過去のリメイクですし、FF7も同じです。

これらは全て90年代に最盛期を迎えたゲームシリーズです。2000年になってからもう16年が過ぎたのにもかかわらず2000年以降新たに作られたゲームのヒット作がでていません。

国債の益出しで食いつないでいる銀行と同じ

金利が比較的高い時期に買った国債を現在のように低金利の時期に売却して利益を出すことを益出しと言います。

実はリーマンショック以降、金融不況の中低金利を利用して銀行は数千億円単位の税引き後純利益を叩き出してきました。

つまり過去蓄えた資産を少しずつ切り崩して利益を得ているのが現在の銀行です。

なぜなら日本の銀行は国債という無リスク資産以外での運用技術を磨いてこなかったために、過去購入してきた国債の売却というその場しのぎの方法でしか稼ぐすべがないのです。

これは長く続かず、いずれ益出しする国債の在庫がなくなっていきます。温存しようとしても国債には償還の満期がありますから自然に消滅していきます。

これはゲーム業界でも同じで、ファミコンミニやFF7のリメイクで懐古主義者を対象にゲームメーカーが稼ぐような手法、このように過去の栄光にすがるのは長続きしない一時的な逃げ道にしかすぎません。

これはゲーム機が高性能化することを甘く見て、それを活かすゲームソフトの在り方を追求してこなかったツケです。いつまでも初代PSレベルのゲーム機性能の範囲内でしかゲームを作っていなかったために海外勢に取り残されたのが現状です。

PS4でNaughty Dogといった海外の制作会社に大きく水を開けられましたが、PS5になるとさらにその差が大きくなるでしょう。