財務省事務次官の辞任は、米国のトランプ陣営とクリントン陣営による米国社会の分断のように日本社会で男女間の分断をしてくれています。正確に言うと男尊女卑陣営とそれ以外との分断です。
日本社会は男尊女卑社会です。パワハラやセクハラで簡単に女を自殺に追い込める社会だと言えるでしょう。
電通で自殺した母子家庭出身者、高橋まつりを自殺に追い込んでくれた男性上司は懲戒解雇や諭旨解雇もされず、刑事上の起訴もされず、民事上の損害賠償請求もされず今でも平然と勤務を続けてくれています。
電通内部では同情されるどころか「勝手に自殺されて迷惑な話」と捉えられています。電通の従業員は全く反省していないどころか「激務だろうとも仕事をやりたくて入社したのに馬鹿なババアが勝手に自殺したせいで残業できなくなった」という有様です。
それと同様の指摘をTBSのサンデーモーニングにおいて多摩大学学長の寺島氏がやってくれました。男尊女卑陣営を喜ばせてくれる内容です。
22日放送のTBS系「サンデーモーニング」にゲスト出演した多摩大学学長で評論家の寺島実郎氏(70)が財務省の福田事務次官のセクハラ疑惑をめぐり、コメントを求められた際、「マネジメントを長年している立場の人間からすると、女性は泣いてごまかす、笑ってごまかすと感じる部分がある」などと述べた。
それまで、福田淳一財務次官のテレビ朝日の女性記者に対してのセクハラ疑惑について、ゲストの元共同通信記者でジャーナリストの青木理氏(52)が「テレ朝の記者が週刊新潮に自分のセクハラ情報を流したことを非難する向きもあるが、公益通報であるという考え方もできる」などと持論を述べ、番組では「強制的に女性の管理職を増やすべきだ」などという意見など、日本は女性の社会進出が遅れているというトーンで進んでいただけに、寺島氏の発言に司会の関口宏氏も一瞬、困惑したような表情を浮かべた。
産経新聞 2018年4月22日 https://www.sankei.com/life/news/180422/lif1804220023-n1.html
しかもこの報道をしてしまったのがテレビ朝日と並んで、男尊女卑政権である安倍政権批判の急先鋒であるTBSなのが笑えます。前財務省事務次官を叩くべき立場にあるTBSがなぜかババア側を批判。これは左翼お得意の内ゲバを生放送でやらかしてしまったことになります。財務省事務次官の辞任はカネの問題ではなく男女間の分断の問題です。この多摩大学学長は安倍批判をしたかったのでしょうが、それよりもこの人の中では「ババア叩き」の優先度のほうが高かったらしく、つい本音コメントがこぼれてしまったのでしょう。本来ならば安倍政権vs安倍降ろしをしたい左翼という構図に持って行きたかったのでしょうが、男尊女卑vsババアという構図に落とし込んでしまったのは左翼の失態です。