私が一番最初に見始めた実況者がしゅーやさんかもしれない。
ニコニコ動画のアカウントを持っていないのでYoutubeでしかみない。丁度去年マリオメーカーが発売されたごろからちょくちょくしゅーやさんの動画をみていた。
世代的には私より少し上であり、ファンの方についてもその世代から支持されてるもよう。20歳前後の実況者が多い中で数少ない上位に食い込んでいる上年代実況者として一定の支持があるのだろう。
この方はかなりドライだ。Youtubeのプロフィールをみてもわかるとおり、自分のやりたいように実況している人。
MOTTYさんや最俺のフジのようにコメント欄をしっかりみてその意見をとり込んだり要望に応えるといったことは一切やっていないと見られる。
疲れずに長く実況を続けるにはそれは必須なんだろう。自分のペースを崩されると面倒なのはどの分野でも同じだ。だからしゅーやさんは自分のやりたいと思ったゲームを自分のペースで自由にやっている。それは完全に支持できる。
内容面に踏み込むと、すこし実況内容が淡白すぎると思える。もうすこし自分なりの感想や感情を全面に押し出した実況でないと事務的に感じてしまう。
たとえばメタルギアソリッドやアンチャーテッドを実況されているあいろんさんは、その都度かなり踏み込んだ自分なりの感想や考察を加えている。さらに最終回のプレイ後にはけっこう長く自分なりにどう思ったか、どう感じたか、考察を踏まえてそのゲームがよかったのか残念だったのかを正直に話している。こういった「主観的」な意見が実況やウェブの世界では支持されて再生数が伸びる。あたりさわりのない客観的で味気ないツッコミや実況は面白みが半減する。
特にアンチャ4は、世の中に適当に作られた「最近のゲームは面白くない」の代表格のようなゲームばかりだった中、久々に骨のあるストーリーのゲームだった。それについてしゅーやさんなりの考察なり感想を深く切り込んで伝えて欲しかったものだ。
あとは形式面。他の実況者に比べるとちょっと動画をぶつ切りにしすぎている、つまり短くなりがちだということが挙げられる。アンチャ4くらいになると1動画あたり30分以上でも普通だし、メタルギアソリッド5も少々一回あたりが短すぎないかと感じていた。
あとは最俺のヒラとは真逆で、しゅーやさんはクリアや勝ちにこだわりすぎている面がある。あのMOTTYさんでさえスプラで連敗することはある。
あえてマリオカート8で100CCまでだったり、”けい”さんのような強豪でさえ普通に負けることがあるworld wideのレースを収録していない。確かに世界でのレースはボコボコにされるし気分よく走れないのだがそれがいい。マリオメーカーも”むずかしい”をほとんどやらなかったし”とてもむずかしい”がリリースされる前にやめてしまわれた。かんたんとふつうを交互ならプレイする側は快感だろうが見てる側からすると、これむずすぎるだろうというのをクリアしてこそ爽快になる。
だからある意味コメントとは距離を置いてシャットアウトしてるのだろうが、最俺のフジやスナザメさんのようにボコボコにされてこそのゲーム実況である。