EU離脱に反対するのもトランプ大統領に反対するのも貧乏人

EU離脱とトランプ当選は完全に同じ文脈にあります。

移民を防いで自国利益最優先主義にして、静かな老後生活を豊かに過ごしたいからという、すでにお金を稼ぎ終わった富裕層の切実な願望がEU離脱とトランプ当選を実現させたからです。

EU離脱に反対しているのは若年層、賛成しているのは金持ちの高齢者

EU離脱を推進したのはすでに稼ぎ終わった高齢者層であることは間違いないです。しかも単なる高齢者ではなく、しっかり高学歴で働いてきてそれなりに財産を築いた高齢者です。

この人達は、静かに平穏に安全な街で老後を静かに暮らしたいと考えています。つまり平和を望んでいるのです。

それを轟かしているのが移民です。だからこれをシャットアウトすることによって、平穏な暮らしを得たいからEU離脱に賛成した。これだけです。

ですがそれだと困る人がいます。これから稼ごうとしている若者です。あるいは高齢になったけど低学歴で大して稼げなかったからまだ働き続けないといけない人達です。

だから学生などの若年層、卒業したけどろくに就職できていない層はEU離脱に反対しました。つまり貧乏人がEU離脱に反対し、金もちはEU離脱に賛成しているという完全なる事実があります。

南のパクを支持しているのも金持ちの老人、若者からの支持は0%

トランプ氏の話に行く前に、今絶賛話題の南のパク大統領のことに言及しておきましょう。

パク政権を支持していたのは高齢層であり、南の経済成長期の恩恵を受けてきた人達です。

一方で今の若年層は、たとえ京城帝国大学の後身であるソウル大学を出たとしても満足な就職ができない状況です。

パク大統領は度重なる反日活動で日本にそっぽを向かれ、南の国内経済が低迷。ここにきてパク政権の経済運営への不満が一気に噴出している形です。

そして2016年11月11日の産経新聞記事によれば、ついに若年層のパク大統領の支持率は0%になりました。

19~29歳の年齢層で「支持」は0%、「不支持」は96%で、残る4%は無回答(産経新聞)

これもEU離脱と同じです。貧乏な若年層ほど現政権に不満をもっている。今世界各国で起こっているのは、「低学歴低所得層」が勝っているのではなく、「高学歴・高所得・すでに財産を築き上げたエスタブリッシュメント」がEU離脱・トランプ当選を作りだしていることです。

トランプ当選に反対しているのも若年層、支持してるのは稼ぎ終わった富裕層

トランプ氏の演説内容はほとんど自分の成功話と自慢話でした。本当に貧乏人ならそんなトランプ氏の演説をきいて投票しようなんて思わないでしょう。

実際に、日本のテレ朝や朝日新聞やNHKが揃って「トランプに投票したのは低学歴低収入」と言っているのは、トランプみたいな金持ちを支持する金持ちに対するやっかみであり、完全に嘘のレッテル貼りをしているだけです。実際はトランプを支持したのは、すでに一生暮らしていけるだけの財産があって高学歴で高収入の人が、平穏な生活を送りたいから移民強制送還のトランプ氏に投票しただけです。つまりトランプを支持しているのはトランプ氏と同じ金持ちであり、貧乏人やお金のない若者が投票しているのがヒラリー・クリントンだったのです。

トランプ氏は薄給の大統領なんかやらずにもう十分豊かな老後生活をできる人です。でもなぜ70歳という高齢で激務薄給の大統領になんてなろうとしたのか。

それは、平穏に老後生活がしたかったけど、不法移民が米国を荒らしているのに我慢ならなかったからです。このように不満を覚えて立ち上がる金持ちは一定数います。

例えばすでに弁護士として成功している橋下徹氏もそうです。彼は現状の大阪に大きな不満をもっていて、「誰もなんとかしてくれないから自分がなんとかするしかない」と仕方なく立ち上がったひとです。やりたくて大阪府知事と市長をやったのではありません。すでに弁護士として働いているから、「知事・市長になって年収が下がった」と彼は言ってました。それでも自分がやらずに誰がやるという気持ちで立ち上がったわけです。

大阪の現状に満足していれば彼は普通に弁護士を続けていたでしょう。何も知事や市長という多くの人の目に触れて、自分の家族も含めてあれこれ誹謗中傷されてしまう仕事につくメリットなんて彼にはないからです。

トランプ氏も米国をオバマ氏に破壊されていなかったら、すでに莫大な財産があるので大統領なんて家族ぐるみで誹謗中傷される仕事なんて就くメリットはなかったわけです。それでも彼は「自分がやらずに誰が米国を正常化させるんだ」という強い使命感があったのでしょう。

逆にトランプ当選に反対しているのは、まだ全然お金を稼げていない、むしろ大学で借金まみれになってしまった若年層です。若年層でなくても低所得層はヒラリー・クリントンを支持しています。

 

日本で有名なテキサス親父はAT&Tのグループ会社を退職しすでに年金暮らしの裕福な人です。弁護士のケント・ギルバートさんも十分成功者でしょう。日本人でトランプ当選を歓迎している高須院長も紛れもなく医者の中でも最も成功した完全なるエスタブリッシュメントです。彼らはクリントン優勢でトランプ落選と言われている中でも、強力にトランプ氏を支持し続けていました。

私は黄色人種で自分は一応高学歴だと思ってますが、普通にトランプ支持です。テレ朝、朝日新聞、NHKあたりがいう「低学歴の白人がトランプ氏を支持している」というのと全く一致してません。

逆に大して年収が高くないテレ朝やNHKあたりのマスコミが、高所得層のトランプ支持層が気に食わずにやっかみで批判しているようにしか見えません。