第三次安倍改造内閣、稲田朋美氏は防衛大臣に

稲田朋美さんが防衛大臣に就任するようです。

元陸上自衛官の中谷元氏でさえまだ就任してから1年ほどだったのにもかかわらず、防衛大臣までも交代となりました。

安保法案を無事成立させ、安保法制を無事施行できたから一応の成果は果たしてもらったということなのでしょう。

 

特に尖閣有事があるとしたら8月と今年はじめからずっと言われています。就任早々尖閣有事という大仕事にならなければいいですが、元防衛大臣の石破茂のような自衛官軽視の人より、稲田朋美さんの元で働けたほうが自衛官としても職務に身が入るでしょう。

石破茂氏を閣内取り込み失敗か

石破氏は安倍首相に反旗を翻してくること間違いなしなので、今回も何らかの国務大臣として閣内に取り込むつもりだったようです。ですが本人は猛反発しているようで、これはもしかしたら党内フリーになってしまうのかもしれません。

そうすると2年後にある安倍総裁任期延長のときの総裁選で脅威となってしまうので、ここで石破氏をどう押さえつけておくかが力の見せ所だと思います。

なかなかおもしろい二階氏の幹事長就任

安倍首相と二階氏の関係は非常に不思議です。

二階氏は、安保法制反対、TPP反対、農協改革反対、特定秘密保護法反対と、徹底的に安倍首相と異なるイデオロギーを持っています。

しかし2015年の自民党総裁選で安倍さんが再選することに真っ先に賛成したのは二階氏です。そして2016年参院選後に、真っ先に安倍総裁の3期目を容認と発言したのも二階氏です。本来ならここまで政治的主張が違えば安倍おろしに走るようなものですが、二階氏はそうではありません。

産経の記事によれば「私は誰にでも仕えるわけではない。安倍首相はよくやっている。」と話しているということなので、二階氏にとってはイデオロギーよりも国のことを考えて一生懸命働いているかどうかが重要なのでしょう。

とはいえ安倍さんの力が弱まってきたら簡単に手のひらを返してくるのが二階氏だと警戒されているようです。

安倍さんが2020年まで首相を続けられるかどうかは、二階氏を敵に回さないかどうかにかかっていると言えます。