トランプ当選確実とでるやいなや、日本の愚かな野党はいっせいに「アベノミクスどころではない」「株安円高は安倍のせい」と安倍首相批判をはじめました。
特に小沢一郎は完全に嘘をついています。
アベノミクスが原因で株価暴落したと主張しています。
ですがトランプ当選確実から一夜明けてみてどうでしょうか。
なんとドル円はクリントン優勢と伝えられていたときよりも円安になっています。
もっと短期間に絞って動きをみてみます。
このようにドル円は完全にもとに戻っています。
むしろ1ドル105円より円安になっており、クリントン優勢が伝えられていた選挙前より円安です。106円にせまる勢いです。これのどこがリスク回避の不安なのか?と思わせます。アベノミクスが原因なら下がりっぱなしで終わりなはずです。でも現実は戻っています。
次に日経平均先物を見てみます。
これも月曜日の水準まで完全に戻っています。昨日の株価を基準にしてなんと+980円です。2016年11月10日の東京市場、日経平均株価寄り付きは大幅高になるでしょう。
このような動きは単にイベントを使ったプロップトレード(自己勘定売買)であり、ファンダメンタルを裏付けにせずその場の価格の動きをtickベースでrealized回帰分析して取引しているだけだからです。
だから1日もすれば自然と適正な水準に戻ります。取引を開始したら短期間でかならず手仕舞うために反対売買するからです。
金融市場に詳しくない人が、安倍政権を単に批判する道具として株価や為替レートを使ってほしくないものです。小沢一郎レベルの人が簡単に語れるほど、この分野は簡単なものではありません。少なくとも数理モデルで金融市場を記述できる人でないとわからないでしょう。