新元号選定作業にあたるのが安倍首相と菅官房長官という野党支持者にとっての「悪夢」 次の時代の価値観を決めるのは安倍政権 平和な時代が終わり「平成」は既に死んでいる

菅義偉官房長官は2019年3月24日沖縄県那覇市内で記者会見に応じ、安倍首相と菅官房長官が選んだ国文学者等の専門家に対し新元号の考案作業を2019年3月14日に正式に委嘱したと明らかにしました。

その専門家達が考案した多数の元号案の中から、菅官房長官と安倍政権が1つに絞り込みます。衆参正副議長は意見を聴取されるだけで、閣議にかける前に1つの元号に絞り込む作業を行うのは安倍首相と菅官房長官です。

衆参議長の意見も聞くものの1つに絞り込むのは閣議 事実上、安倍内閣総理大臣が新しい元号を決定する

国文学等の専門家が複数の元号案を作成し、その中から菅義偉官房長官と安倍内閣総理大臣が数個に絞り込みます。

その後、その数個の元号案を衆参の正副議長に提示し意見を聞きます。

しかしこれは意見を聞くだけであり、衆参正副議長が絞り込む権限は持っていません。

意見を聞いた後にそれを官邸に持ち帰り、安倍首相と菅官房長官が1つの元号に絞り込みます。

そしてそのただ1つの元号を臨時閣議にかけます。

この閣議にかけられた時点で既に元号は1つに絞り込まれています。閣議に参加する各国務大臣は、「賛成」か「反対」の意思表示をするしか選択肢がありません。

閣議は全会一致が原則のため、もし反対する国務大臣が出ても、その場で安倍内閣総理大臣が反対した国務大臣を罷免し、安倍首相自らその国務大臣を兼務して全会一致にさせます。これは小泉純一郎元総理が郵政民営化法案を閣議決定した際にも、閣議を全会一致にするために用いた手法です。

つまり実質的に新しい元号を絞り込む権限があるのは安倍内閣総理大臣と菅義偉官房長官の2人です。この2人の意向によって新しい元号は決まります。

野党が唯一関与できるとしたら衆参副議長の意見聴取のときだがここでは絞り込み作業は実施されず

新元号の選定において野党議員が唯一関与できる場所があるとしたら、衆参副議長からの意見聴取でしょう。

衆議院と参議院の副議長は野党第一党から出すことになっているからです。衆参議長は自民党出身の議員が就任しており、衆議院参議院の副議長は野党議員が就任しています。

しかし野党の副議長が新しい元号案に反対しても、それは「意見の1つとして存在した」というだけで元号選定に影響を行使できません。1つに絞り込むのはあくまでも安倍首相と菅官房長官だからです。しかも議長や副議長がいる場で1つに絞り込むのではありません。意見をきいたあと官邸に持ち帰ってから、安倍政権のメンバーだけで新元号を1つに絞り込みます。

元号にはその時代の価値観が強く表れる 次の時代を決めるのは安倍政権

平成が死ぬ直接の原因となったのは集団的自衛権行使を可能にする安保法制が2015年9月に可決成立したことです。これによって平和な時代は死にました。平成とは「世界中が平和になる」という意味が込められています。平成とは平和な時代そのものであり、平和が終わる時代になれば自然と平成は死ぬわけです。

そして案の定、翌年2016年には平成天皇が「さっさと天皇を辞めたい」とギブアップ宣言。同時に英国のEU離脱も決まり、2016年11月にはトランプ氏が次期大統領に当選し、平和な時代が終わる結果が次々に顕在化しました。

その後2019年も米朝首脳会談の決裂、ゴラン高原をイスラエル固有の領土だと米国が承認するなど世界中で戦争の火種が発生しています。これらはすべて平成という時代が既に死んでいることを意味します。

安倍首相は、首相に就任する2012年12月に先立つ2012年9月の総裁選で勝利し自民党総裁になりました。このとき世論調査では「次期総裁に安倍」の支持率はほぼゼロ。石原伸晃か石破茂が総裁候補だと言われていました。しかし蓋を開けてみたら安倍総裁の誕生。2007年の第一次安倍内閣総辞職のときに「安倍の政治生命は終わった」と言われ再登板は絶対にないと思われていました。しかしまさかの安倍総裁の再登板です。これは左翼メディアが予測を完全に外した米国大統領選挙でのトランプ勝利と英EU離脱国民投票で賛成多数と全く同じです。

2012年に安倍総裁が誕生した時点で、私は「勝てるはずのなかった安倍さんが勝った。これからは軍拡の時代が来る」と確信し軍需株を買い集めてきました。それが2016年のトランプ大統領誕生確定で大幅に上昇します。その「平和の死」の時代の流れについていけなくなった平成天皇は時代から追い出されはじき出されました。まさに平成の死とは平和の死そのものです。

新しい元号は安倍首相が選びます。安倍首相選んだ元号の時代で、安倍嫌いの低所得左翼は生きていかなければならないということです。既に自殺した安倍嫌いの女が世の中には大量にいます。「さっさと安倍を引きずり降ろさないと、平成が終わってしまう」とばかりに貧乏左翼は必死に2017年2018年と安倍おろしをしようと躍起になっていました。平成が終わるまでの間に安倍おろしを完了させないと、次の時代を決定する元号が安倍首相の手によって選ばれてしまうからです。しかしその企ては大失敗してしまいました。

次の元号の時代は、安倍嫌いな低所得低学歴左翼が大量に自殺する時代になります。