産経新聞に寄稿する論客にも親シナ派や親ロシア派が多数紛れ込んでいます。普段は日本の国益を最優先する立場からシナやロシアについて分析していますが、シナやロシアの分が悪くなると急に立場を急変、というより本来の本性を表して「日本の立場」を脇に追いやる人達です。産経新聞の記者が書く社説である「主張」や、「正論」はしっかり厳選しているのでそのようなものはないのですが、他の定期寄稿のオピニオンは要注意です。
今回はシナの代弁者としての本性を表した宮家邦彦氏の寄稿を取り上げます。
【宮家邦彦のWorld Watch】 中国が受けた衝撃…外交安保に関心持たないトランプ氏の代わりに仕切るのは誰だ
またまたトランプ氏がやってくれた。今度は台湾の蔡英文総統と直接電話会談したというのだ。思わずテレビの前でのけ反り、思考が数分間停止した。何が起きたのか、にわかには理解できなかった。(産経新聞 http://www.sankei.com/column/news/161208/clm1612080004-n1.html)
宮家邦彦氏が「中国が受けた衝撃」と書いていますが、この記事をよく読むと正しくは「宮家邦彦が受けた衝撃」についてひたすら書いてあるだけです。
トランプ勝利を目の当たりにした途端、数時間しばらく脱力してしまいテレビの前から動けなかったという人がいました。大学受験に失敗して不合格を知った途端に茫然自失になってしまい何も出来なくなる人と同じなのでしょう。宮家邦彦のようにトランプ勝利を望んでいなかった人が、トランプ次期大統領と台湾の蔡英文総統の電話会談の事実を知って茫然自失になってしまったと言えます。
さらに決定的なのが次の一文です。
米国の対台湾関係強化自体は歓迎すべきだが、中国側がその動きを誤解・誤算すれば緊張は一気に高まる。台湾問題は中国「核心的利益」の1丁目1番地だからだ。その意味でも今回のトランプ・蔡電話会談は危ういものだった。トランプ氏とその側近は猛省すべきだ。(産経新聞 http://www.sankei.com/column/news/161208/clm1612080004-n2.html)
いったいこの宮家邦彦は何を言っているのかという感じです。シナ側が「誤読・誤算」したら緊張が高まるとか、そんな他人が誤った判断をすることなんて知らんこっちゃないという話です。なぜ相手国の挙動までこちらが面倒を見なくてはならないのか。全くもって意味不明な主張です。
しかも決定的なのが「トランプ氏とその側近は猛省すべきだ」ということろです。トランプ陣営が完全に悪いと言ってるわけです。しかし本当に悪いのは南シナ海を勝手に侵略し、軍事的に不法占拠しているシナです。なのになぜトランプが悪いとなるのか、この宮家邦彦は頭がおかしいんだと思います。
この理由は、同じくこの産経新聞の記事の最後に記載されている略歴を見れば一目瞭然です。
53年外務省入省。中東1課長、在中国大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任し、平成17年退官。(産経新聞 http://www.sankei.com/column/news/161208/clm1612080004-n3.html)
つまり彼はシナの代弁者だということです。普段は身を隠して日本の立場になってシナを表向き批判する記事を寄稿していますが、いざ情勢が決定的に不利になると本性を表し、シナの代弁者と化するわけです。このように自分の言い分が社会で劣勢になって、追い詰められると本性を表す人は他にもいます。
池上彰は民主党政権時代は自民党と民主党を半分ずつ持ち上げていた しかし自民が対象すると自民叩き&民主・民進党をひたすら持ち上げるという偏向報道を開始
池上彰も分が悪くなって本性を表した一人です。
民主党政権時代の池上彰の報道は、自民党と民主党の言い分を半分ずつとりあげバランスに配慮していました。
しかし自民が大勝するや否や、番組に呼ぶ論客は反自民派のみ。彼自身も自民党を持ち上げる報道は一切せずに、安倍首相叩きに徹するようになりました。
その理由は、池上彰の本性は反自民と民主党万歳というイデオロギーだからです。民主党や民進党が議席多数になっていたり社会的支持を得ている間は、池上彰はその本性を隠していました。
しかし自分の意見が劣勢になり、日本全体が安倍首相支持、自民党支持の風潮になって追い詰められると本性を表して2012年自民大勝以降、彼は番組に反自民の論客しか呼ばない偏向報道の常習者になっていったわけです。
佐藤優もウクライナ問題が発生したとき急にロシアの肩を持ち始めた
有罪が確定し前科者になった元外務省職員の佐藤優も、以前は日本の国益という立場からロシアに物言う立場にいたものの、ウクライナとロシアが紛争を始めたとたんにロシアの言い分を代弁し始めた人物です。つまりは彼は以前からロシア側の立場を日本で広める役割を担っていたということです。彼はウクライナとロシアの戦闘が始まると、ひたすらウクライナに問題があるとウクライナ叩きをはじめ、ロシアを徹底的に擁護し始めました。
それを産経新聞に2,3寄稿した後、産経新聞で彼の寄稿は見かけなくなりました。産経新聞記者の社説である「主張」や、外部論客による「正論」では、すべて例外なくウクライナ支持、ロシア非難で一致している中、佐藤優の寄稿だけがロシア支持で異様だったので当然のことです。おそらく産経新聞から定期枠を外されたのでしょう。それ以後は不定期で見かけるだけです。
このように普段は「ステルス論客」として、日本の立場を重視する保守系の産経新聞に寄稿することによって彼らの主張の浸透を図ろうとしていますが、事態が急変し劣勢に追い込まれると本性を表します。ウクライナ問題と今回のトランプ蔡英文会談が良い例です。このような人物が本性を隠して紛れ込んでいることには注意しておくべきです。