小池知事支持率37%、不支持率54%で日経平均株価大幅上昇 ユリノミクスとは小池の不人気が株価を上げるという予想外の政策だった

2017年10月10日の日経平均株価は前営業日比+132円と大幅上昇しました。比率にすると1%もありませんが最近の上昇率からするとかなり大きい方です。

このように日経平均株価が大幅上昇したのは、10月9日までのJX通信世論調査で野党希望の党の大失速が明らかとなり、立憲民主党と同じ支持率まで落ちぶれてしまったからです。

これにより安倍批判票が希望の党と立憲民主党にちょうど二分してくれることになりました。

自民党の議席占有率と日経平均株価には正の相関がありますから、希望の党の大幅失速は日経平均株価上昇に直結しています。

小池百合子知事の支持率37%、不支持率54% 安倍内閣支持率を下回るまさかの展開

小池百合子知事の支持率が37%まで下落しました。不支持率は54%。一時は80%近い支持率があったのが嘘のようです。これは都民のみを対象にした世論調査結果です。お膝元でこの結果はかなりやばいでしょう。

小池氏の支持率は37%で、不支持率は54%に上った。前回調査では支持48%、不支持43%だったが、1週間で支持・不支持が逆転した。9月23、24両日に実施した調査では支持率が58%に達しており、小池氏の支持率が急落傾向にある状況を示している。

産経新聞 http://www.sankei.com/politics/news/171010/plt1710100089-n1.html

安倍内閣支持率は40%台なので、小池知事は安倍首相よりも支持されていないことになります。小池知事自身の方が支持率が低いのに、より支持率が高い安倍首相を批判するというのは滑稽です。

都民の比例投票先、自民29%、希望18%、立憲民主18% 先週は希望の党は29%もあったのに大失速

小池百合子知事に完全に依存している希望の党も煽りを喰らいました。

報道ベンチャー・JX通信は7、8両日に東京都内の衆院選情勢調査を実施した。比例東京ブロックの投票先を聞いたところ、希望の党と答えた人は前回調査(9月30日、10月1日)の29%から18%に急落した。代表を務める小池百合子東京都知事に関しても、支持率と不支持率が逆転した。

比例東京の投票先として自民党を挙げたのは前回比1ポイント増の29%。今回調査で初めて選択肢となった立憲民主党は18%で希望の党に並んだ。これに共産党7%(前回比3ポイント減)、公明党6%(同1ポイント増)が続いた。未定・不明は19%(同4ポイント減)だった。

産経新聞 http://www.sankei.com/politics/news/171010/plt1710100089-n1.html

都内の調査にもかかわらず、比例投票先が自民29%、希望・立憲民主がそれぞれ18%ずつと綺麗に真っ二つに票が割れてくれました。

希望の党が支持を集めるのは第一に東京、次に首都圏、地方では希望の党なんて無力と言われていますが、一番強さを発揮するはずの都内の世論調査でこの結果はかなり小池にとってキツイでしょう。

民進党が分裂してくれたことによって、小選挙区で野党不利になる「票の分散」になったのは自公にとって有り難いことです。

ユリノミクスとは小池百合子の支持率下落で日経平均株価を上昇させるという奇想天外な経済政策だったことが判明

私は小池百合子知事に一本取られました。

「ユリノミクス」なんてなんの成果も上げられないだろうと馬鹿にしていましたが、なんと2017年衆院選公示日の10月10日に日経平均株価を大幅上昇させてしまったのです。

公示日当日朝にJX通信の世論調査が発表され、小池百合子都知事の支持率が大幅下落していたことが明るみに出ました。

これは自民党有利だということで日経平均株価が大幅上昇した格好です。

小池百合子本人の支持率下落が株高を招いたことで、ユリノミクスとは文字通り小池自身の「身を切る政策」だったことが判明しました。

小池自らを没落させることで株価という公共性の高いものを上昇させる。これこそ真の「滅私奉公」だと言えるでしょう。