2017年5月の時点では、左翼ババアも「小池百合子は自民党に籍を置いたままにするだろう」と楽観的に考えていたようです。
しかし小池百合子は6月1日に離党届を提出しました。
「小池百合子は都連とは敵対しているが、安倍首相に対しては攻撃していない。自民党本部とは敵対していないという建前を貫き通す」といったババア達の願望が一気に崩れた瞬間でした。
自民党に籍を残しておけばいつかは自民党総裁になって内閣総理大臣になれるという小池百合子の真の目標があり、その「小池総理誕生」が左翼ババアの心の拠り所だったからです。
同じ論調で、「小池総理」に期待するニュースが2017年5月17日に出ていました。その「小池総理」が誕生するという根拠が、「自民党本部とは敵対していない」というものでした。しかしこれは6月になって崩れたわけです。
なんと面白いことにこのニュース記事は既に削除されています。
しかし3行の概要だけは残っているので見ていくことにしましょう。
(出所:https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-492902/)
簡単に言うと、小池百合子は過去自民党総裁選で敗北しており、今でも総理大臣を狙っている。その根拠として、自民都連とは敵対しつつも本部とは敵対していない、というのを挙げています。
5月時点では小池百合子はそのまま自民党に籍を置いたままにすると誰もが思っていました。しかし小池百合子は6月1日に離党届を自ら提出しました。これは左翼ババアにとっては大誤算であり、もはや小池百合子が内閣総理大臣になるという夢は儚くも潰えたと言えます。
わざわざその夢をかなえるために、わざわざやりたくもない都知事になったのに、左翼ババアからしたら記事を削除するレベルの失望だったのでしょう。
自民党総裁選に出馬するためには自民党員であることが必須です。だからこそ小池百合子はしつこく自民党を離党しようとしなかったわけですが、結果的に「自分の立ち位置も決められないババア」という批判に耐えられず離党届を提出しました。自民党は都議選後に、離党届を受理せず除名処分する方針です。除名されると10年は復党できません。
与謝野馨氏は人格者であり自民党のみならず他党からも、しかも余命短いということで7年で復党させてもらえましたが、小池百合子みたいな女程度の生き物相手ではそのような斟酌はされないでしょう。
本当は都知事をやりたくない小池百合子
目的は内閣総理大臣になることであり、そのきっかけを作るための手段として都知事になる決断をした
仕事のスケールは国と地方自治体では比較になりません。たとえその地方自治体が東京であっても国からみたら末端の仕事です。国は外交・安全保障、100兆円の一般会計予算から財政出動を行うマクロ経済政策、G7サミットの開催など国には花形の仕事が集まっています。しかし都の仕事は、23区の上下水道、道路の整備、生活保護者対策、緑化、電柱地下化など取るに足らないしょぼい仕事ばかりです。
舛添要一は都知事就任当初からロシアを訪問したり、地方自治体の長という身分にもかかわらず国の専権事項である「外交」をやっていました。それもそのはず、外交は面白いからです。彼は東大の教員をやっていたころから常に関心は「国の政治」にありました。
舛添要一もいずれは石原慎太郎のように国政に戻りたいと考えていました。石原慎太郎は4期目の都知事選を迎えるときに「もう都政なんかつまらんものはやりたくない」と立候補を渋ったので、側近が説得し「なんとかもう1期だけ都知事をやってほしい」と懇願されて渋々立候補しました。結果的に石原慎太郎は4期目になって1年で都知事をやめて国政に戻ったわけです。
誰から見ても国の方が花形です。名古屋の河村たかしも内閣総理大臣になることを狙っているようですし、橋下徹も首相公選制を主張していることからも内閣総理大臣になりたがっていることがよくわかります。内閣総理大臣になるには自民党で下積みをして一段ずつ偉くなって総裁の座を射止めないといけませんが、首相公選制なら橋下徹ほどの知名度があれば当選できるからです。
政治家なら誰でも最終的には国のような「スケールの大きい花形の仕事」をやってみたいわけです。
小池の誤算は、自民党の大多数の国会議員が小池に擦り寄ってくるという計画が失敗に終わったこと
小池百合子が衆院議員を辞めたのは、「このまま自民党にいても冷遇人事をされるだけで総裁になれないまま引退することになる」と小池が単に老いて朽ちていくだけという将来が確定していたからです。
そこで、小沢一郎が自民党議員を連れて大量離党を実現させたように、小池百合子は衆院議員をやめて都知事になることで自民党を二分してしまおうと考えました。
しかし、小池百合子についてきたのは若狭だけでした。
擦り寄ってきているのは泥舟から抜け出したい民進党の都議会議員くらいです。
今となっては想像もつかないですが、小池百合子は自民党の国会議員が大量に自民党を離党して「小池新党」に合流することをイメージしていました。
そうならなかったのは「自民党から抜け出しても何も得しない」と冷静に計算高く自民党国会議員が判断しているからです。郵政解散のときも自民党を飛び出した国会議員はことごとく消えていきました。誰も小池百合子みたいなババアなんかと心中したくなかったわけです。
小池が内閣総理大臣になるためには自民党に党籍を残しておくことが絶対条件だった
自民党都連と敵対するなら、さっさと自民党を離党してしまったほうが都民にも理解しやすいものでした。意味不明だったのはなぜあれだけ自民党を批判しておきながら自民党の党籍を残していたのかということです。
それには理由があり、小池百合子の究極の目標は内閣総理大臣であり、都知事になることはその足がかりで道具にすぎなかったからです。
内閣総理大臣になるためには衆院で過半数の支持を得なければなりません。自民党に党籍があり、かつ自民党総裁ならそれは簡単です。
しかし、自民党に在籍せずに衆院の過半数を確保するのは非常に難しいことです。
自民党が衆院で単独過半数をとるのは簡単です。なぜなら衆院は小選挙区制を採用しており、制度からして自民党が有利になるように設計されているからです。公明党の支持なしでも衆院で過半数なら簡単に達成できてしまいます。これを作ってくれたのはあの小沢一郎なのですから、小沢一郎は素晴らしい功績を残してから自民党を去ってくれました。
参院で自民党が過半数を失っても、衆議院の優越で衆院の過半数を握っている政党の党首が内閣総理大臣に指名されます。
そうなると自民党に在籍し続けていつかは自民党総裁になることが必要になります。
小池百合子の究極の目標は内閣総理大臣になることなのですから、そのためには絶対に自民党を離党してはいけなかったわけです。
しかし小池百合子の支持率は4月頃から下落し、5月にはさらに落ち込み厳しい批判にさらされ、結果的に離党届を提出しました。
自民党は都議選後に除名処分をするでしょう。除名処分は民間でいえば懲戒解雇、公務員でいえば懲戒免職に相当するものであり、除名処分されると10年は自民党に復党できません。小池百合子は既に羊水が腐りきった産めないババアですが、10年もしたらめでたく植物人間になってくれているかもしれません。
小池百合子は東京五輪でも森善朗と丸川珠代大臣に勝てずに敗北しました。そして豊洲移転でも敗北。結局何も結果を残せず、究極の目標である「小池総理」も遠のくとなっては、同じく内閣総理大臣になりたかった小沢一郎と同じように「このまま駄馬となって老い死んでいく」しかないようです。