2018年4月23日にFNN産経合同世論調査で総裁選に関する調査結果が報道されました。また朝日新聞からは4月16日に同様の調査が報道されています。両方に共通するのは、自民支持層では安倍総裁再選支持一強だということです。
2018年9月に実施される自民党総裁選は内閣総理大臣を誰にするか決める選挙です。
内閣総理大臣を誰にするか決定するのは日本全国に1億人いる有権者ではありません。
日本全国に100万人いる自民党の党員等だけです。
つまり内閣総理大臣は1億人の一般国民が決めるのではなく、たった100万人自民党の党員が身内だけで決めるものでありよそ者は関与できません。
世論調査では自民党の党員でない奴にも質問しているのでこれは当然無意味です。さらに自民支持層に限った世論調査結果も出ていますが、これは党員ではない外様自民党支持者が97%も含まれています。自民党支持率は36%なので3,600万人いることになりますがその中でも総裁選での選挙権を持つ自民党の党員は100万人だけだからです。
外様自民党支持者は石破茂や小泉進次郎が大好きです。それは自民党のことを知らないからでしょう。自民党内部では石破茂はプロパーではなく「中途入社組」のようなものです。石破茂は自民党が苦しい時期に離党したことがあることから、「会社の業績が悪くなると退職し、持ち直すとまた入社してくる辛抱のない奴」と身内から相当嫌われています。
また小泉進次郎は閣僚と党三役の経験が両方ともなく総裁選に出馬する要件すら満たしていません。これは後述します。
2018年4月23日のFNN産経合同世論調査で自民党支持層の安倍総裁再選支持46.1% 小泉17.2% 石破16.9%
自民党総裁選で投票権を持つのは自民党の党員等だけです。
自民党支持層=自民党の党員ではありません。自民党の党員でない者も含まれているのが世論調査での「自民党支持層」です。自民党の党員は全国に100万人です。自民党の支持率が36%ですから、有権者1億人として3600万人が「自民党支持層」であり、そのうちたった100万人の3%しか自民党の党員がいません。よって「自民党支持層」を相手に世論調査することもはっきり言って的外れなのですが、有権者1億人全員を対象にする調査よりはまだ「自民党の党員の動向」に近いでしょう。
このように党員以外も含めた「自民党支持層」でさえ安倍一強です。
自民党支持層に限れば、首相が46・1%とトップを堅持した。前回調査から10・1ポイント減らしたが、17・2%の小泉氏、16・9%の石破氏を引き離し、底堅さがうかがえる。
産経新聞 2018年4月23日 https://www.sankei.com/politics/news/180423/plt1804230042-n1.html
またこの中に小泉進次郎という名前が含まれている時点で、自民党の党員でない外様の多さを物語っています。彼は総裁選に出る要件を満たしていないので、党員なら小泉進次郎の名前を上げる馬鹿なことはしません。
朝日新聞でさえ自民支持層の安倍総裁再選支持47% 小泉を除いた4名のみを列挙し調査
「産経の世論調査だから安倍総裁再選支持が高めにでている」と低学歴低所得のかわいそうな左翼さんが騒ぎそうなので、一応朝日新聞の世論調査結果も掲載してあげましょう。
自民支持層に限ると、党総裁にふさわしいのは、安倍首相が47%(3月調査は50%)で依然として最も多く、石破氏は24%(同19%)だった。一方、無党派層では石破氏26%(同19%)に対し、安倍首相10%(同12%)だった。
2018年4月16日 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASL4H43J5L4HUZPS002.html
朝日による下駄履かせでも石破の支持率は24%です。しかも安倍総裁再選の支持率は47%であり産経の世論調査よりも朝日新聞の世論調査のほうが高めに出ています。
産経の世論調査よりも朝日新聞世論調査のほうが石破茂に下駄履かせをしているように見えるのは、朝日新聞世論調査の質問の仕方に細工があります。
実は朝日新聞世論調査では、安倍、岸田、石破、野田の4名のみを列挙し、このうち誰が次期総裁に望ましいかという質問の仕方をしています。産経では人物を列挙せず「誰が望ましいと思うか」と完全に回答者の裁量に任せて質問しています。
この朝日新聞世論調査における総裁候補4名の中には小泉進次郎の名前がありません。産経世論調査では小泉進次郎と回答しているような層の一部が、朝日新聞世論調査では石破茂に流れたため朝日新聞世論調査では石破茂に下駄履かせされたような結果になっているわけです。
朝日新聞は小泉進次郎が総裁選に立候補できないことをよく理解しています。それならば質問のときに4名のみに絞って、できるだけ石破茂に回答者が集まるように質問して石破茂の支持率が高くなるように意図的に質問を作成しているわけです。「小泉進次郎の支持がある」ことを世論調査で示したところで小泉は総裁選に出馬する要件を満たしていないのですから全く意味がなく朝日からしたら「安倍叩き」に使えません。そこで小泉支持者を石破支持にまわして、石破茂支持を高く見せるためにあえてこのような質問の仕方を朝日新聞は採用しています。
自民党の党員でない「外様自民支持層」が小泉を支持している 実は小泉進次郎は総裁になる要件を満たしていない
FNN産経の世論調査では、候補者を特定せずに「誰が望ましいか」アンケートをとっています。FNN産経はいつもこの方式です。今となってはランク外ですが、2017年夏頃までは小池百合子が10%弱の支持率を取っていました。小池百合子は自民党を離党したから総裁選に出馬できないのに、そんなことすらわからないのが自民党に投票できない馬鹿な国民です。
自民党の総裁になるためには暗黙の要件があります。それは内閣官房長官、財務大臣、外務大臣、経済産業大臣、総務大臣といった主要閣僚の経験があること、さらにそれに加えて、自民党の党三役と呼ばれる幹事長、政調会長、総務会長の3つのうち最低でも一つ経験していることの2つを満たしていることが必要です。
安倍総裁は小泉政権が発足する以前は人事で冷遇されていましたが、小泉政権で幹事長に抜擢され、中曽根康弘を引退させるという泥臭い仕事を嫌がらずやったことが評価され後に内閣官房長官にも抜擢されました。この幹事長経験と官房長官経験が2006年の安倍総裁の誕生に繋がり、2012年の再登板に繋がりました。実は安倍総裁を誕生させた最大の功労者は、安倍氏を幹事長・官房長官で重用した小泉純一郎元総理です。
安倍嫌いな奴らは小泉純一郎にすがっているようですが、今の安倍政権誕生のために安倍氏にキャリアを積ませてくれたのはほかでもない小泉純一郎です。小泉純一郎が今の安倍政権を誕生させたということです。まったくもって皮肉だと言えます。
そして小泉純一郎の息子である小泉進次郎は閣僚経験がまったくなく、さらに党三役の経験もありません。このようなことから小泉進次郎は総裁候補として論外です。もし小泉進次郎が出馬したら自民党内部から「小泉は成年後見人が必要な者(禁治産者)」としてみなされてしまうレベルです。
このような「常識」を知っている人なら次の総裁になってほしい人物で小泉進次郎の名を挙げることなんてしませんが、そのような回答を世論調査でしてしまうのは「外様自民党支持者」が大量にいる証拠です。
自民党の党員は男が圧倒的多数 総裁選は男子普通選挙
安倍政権は男尊女卑政権なのでババアは安倍総裁の存在をとにかく嫌っています。
性別・年代別では、首相の支持は男性が前回調査比4・0ポイント減の26・2%で最多だが、石破氏の25・8%と拮抗している。女性の首相支持は同比13・9ポイント減の15・9%まで下落し、25・6%の石破氏を下回った。
産経新聞 https://www.sankei.com/politics/news/180423/plt1804230042-n2.html
この調査結果は自民党の党員でもなく自民党支持層ではなく、野党支持なども含めた1億人の有権者全体の調査結果です。男は26.2%が安倍総裁の再選を支持していて、石破は25.8%です。
つまり男の有権者に限れば、自民党支持層以外の野党支持者や無党派層を含めても安倍総裁の再選支持が1位ということになります。石破は2位です。
しかしこれが低所得・母子家庭出身ババアの意見になると、安倍総裁再選支持15.9%、石破支持25.6%になります。
これはつまり、1億人の有権者全体での世論調査で石破支持が高くなる要因は人権がない女の意見が含まれていることを意味します。
しかし自民支持層に限ると安倍総裁再選が46.1%、石破はたったの16.9%です。これは何を意味するかというと、実は自民党の党員は男が大多数であり女が非常に少ないのです。
共産党は党員の4割以上が女のようです。さらに公明党の党員は半分以上が女です。共産党は非正規低所得の負け組労働者の巣窟ですし、公明党は創価学会という中卒高卒比率が極めて高い貧困層の吐き溜めが支持母体であることからもわかる通り、両方とも低所得低学歴の支持者で成り立っています。女は男より低所得低学歴ですから共産党と公明党の党員に女が多いことも納得がいきます。
そして自民党は党員の男女比率を公表していません。私ですら知りません。おそらく女比率があまりにも少なくて公表するとマイナスになると考えて公表していないのでしょう。
自民党の国会議員のうち男比率は9割、女比率は1割。これは東大入学者の男女比率が9:1であること、国税庁の統計で給与所得が2500万円超の男110,000人:女9,000人であることからすると妥当な割合ですが、女議員がこれだけ少なくても自民党の党員から文句がでてこないのは党員も男の比率が極めて高く、女の比率が極めて低いことの証左とも言えます。自民党の党員は男だらけだということです。
つまり、自民党の総裁は男が投票して決めることを意味します。これは内閣総理大臣を決める権限を持つのは男だけということです。これは事実上の「男子普通選挙」です。私は男子普通選挙という用語が非常に好きで、「普通選挙」という言葉は本来「男女ともに投票権が与えられる」という意味が込められているにもかかわらず、それに「男子」をくっつけることによって普通選挙なのに男子しか投票できないという二律背反的な用語になっている非常に男尊女卑色の強い用語です。
自民党の総裁選が安倍一強なのは、党員のほとんどが男だからです。男は安倍政権を支持し、女は安倍嫌いをこじらせて電通勤務時に自殺した高橋まつりのような末路をたどるしかないところまで追い詰められています。国政選挙を男子普通選挙にするのは憲法14条を改正する必要があるので難しいですが、自民党の総裁選は自民党の身内だけで決められるので男だらけの状況で自民党の総裁を選挙できます。そして自民党の総裁が内閣総理大臣に就任します。
女は自民党が嫌いな上に低所得ですから、なけなしの金を自民党のために使いたいとも思わないでしょう。自民党に献金したり党費に使うくらいならドブに捨てたほうがマシだと女は考えています。しかし逆にそのような女の行動によって自民党の党員は男だらけになり、安倍総裁の再選が盤石になっているわけです。つくづく女は頭が悪いものだと思わされます。