産経が獣医師会の内部資料を入手し「石破茂地方創生大臣が獣医師連盟から献金を受けて、石破が4条件を作り獣医学部新設阻止に動いた」と暴露

2017年7月17日の産経一面は渾身の記事になっています。産経新聞が日本獣医師会の内部資料を入手し、そこには「獣医学部新設をさせないよう石破茂が練りに練って4条件を作った」と書かれています。

ウェブ版の記事でも全く同じものが掲載されています。

新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢… – 産経ニュース http://www.sankei.com/premium/news/170717/prm1707170008-n1.html

「日本獣医師会の内部資料には、獣医学部新設4条件をめぐる石破茂地方創生担当相(当時)とのやりとりが克明に記されていた」

産経新聞が今回久々に大きな仕事をしたと言えるのは、日本獣医師会の内部資料を入手したという物的裏付けのある中で、第一面に大きく記事を掲載したところにあります。

日本獣医師会の内部資料には、獣医学部新設4条件を巡る石破茂地方創生担当相(当時)とのやりとりが克明に記されていた(福島範和撮影)

出所(引用元):産経新聞 2017年7月17日 http://www.sankei.com/premium/photos/170717/prm1707170008-p1.html

しかも石破茂が衆議院議員会館の自室で、日本獣医師政治連盟委員長と、日本獣医師会会長に向き合って吐いていたセリフが暴露されています。

学部の新設条件は大変苦慮しましたが、練りに練って、誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にしました…

平成27年9月9日。地方創生担当相の石破茂は衆院議員会館の自室で静かにこう語った。向き合っていたのは元衆院議員で政治団体「日本獣医師政治連盟」委員長の北村直人と、公益社団法人「日本獣医師会」会長で自民党福岡県連会長の蔵内勇夫の2人。石破の言葉に、北村は安堵の表情を浮かべながらも「まだまだ油断できないぞ」と自分に言い聞かせた

このような日本獣医師会の内部資料を、石破茂に対して批判的で敵対しているとも言える産経新聞が入手していることがすごいところです。

 石破は自民党内で孤立していると自覚しながらも騒ぎ続ける理由が明らかに

石破茂が下手糞なのは、自民党総務会などで急に持論を展開し始め、他の自民党議員から「また始まった・・・」とか「あれは議論ではなく演説」などと相当冷たい目で見られていることです。

しかも石破茂はそれを自覚しているようです。

それで人が離れていき、石破派は現在石破茂を除いて19名しかいません。総裁選に出馬するには推薦人が必要ですが、自身の派閥だけで推薦人が足りないというのは異常です。

安倍総裁は自身の清和政策研究会で十分すぎるほど人数があるため、あえて他の派閥から推薦人を確保する”余裕”がありましたが、石破茂はそのような余裕すらない状況です。

このような孤立っぷりは以前からですが、最近はさらに拍車がかかっているようです。

「キジも鳴かずば撃たれまいと言っていると、日本がつぶれてしまう」。自身が率いる石破派の会合で、政権批判や不満が言いにくい雰囲気に苦言を呈した石破氏。10日のBS日テレ番組では「1羽撃たれても、その後続かずにダメだったらどうしようもないが、2羽目、3羽目、4羽目は必ず自民党にいる」と強調した。だが、党内で共感は得られていない
産経新聞 http://www.sankei.com/politics/news/170712/plt1707120044-n2.html

石破茂は自民党内で嫌われていることで有名です。空気が読めず、上から目線で物を言い、また自民党が苦しい時期の90年代に離党した過去を持つことから、2012年の総裁選で安倍氏に圧倒的多数で敗北しました。

今までは静かに騒いでいた石破茂ですが、最近は連日のようにテレビラジオに出演し安倍叩きを連発しています。

実はこの”必死さ”には理由があったわけです。

日本獣医師政治連盟から献金を受けて、獣医学部新設を阻止するために奔走し「4条件」を作った張本人が石破茂であり、四国の愛媛県今治市に獣医学部が設置されてしまったら、日本獣医師政治連盟から献金を受けた石破茂のメンツが丸つぶれだからです。

石破茂は獣医師連盟からのたった100万円の献金と地方創生を天秤にかけ100万円の献金を選んだ

国会議員というのは国全体のために仕事をするものですが、実態は田中角栄のようにどうでもいい新潟に資金を投下して国の借金を増やしたり、金丸信が山梨に「金丸通り」を電話一本で予算を付けて作らせたりと、地方のために利益誘導するのが国会議員の仕事になってしまっています。

しかし石破茂はそれさえも超えて、地方どころか「自己個人の利益」のために100万円の献金を得て地域経済振興に反する政治を行っていたことになります。しかも当時の肩書が「地方創生担当大臣」だったのも笑える点です。まったくパブリックマインドの欠如した私的利益のために動く政治家の好例が石破茂です。