2017年の政局は非常に面白いものでした。
2016年の知事選と2017年の都議選で小池百合子側に投票してくれた馬鹿には感謝しなければなりません。
小池百合子が求心力を得たおかげで民進党が分裂して共倒れし、自民党が圧勝できたからです。
2016年の知事選や2017年の都議選の時点で小池百合子が既に失速してしまっては民進党は分裂しませんでした。
前原誠司が民進党を割ったのは小池百合子に人気があると判断したからです。
また都議選で小池百合子陣営大勝の要因を作った公明党の山口那津男にも感謝しなければなりません。
山口那津男が都議選という目先の利益にとらわれて小池百合子と組んでくれたおかげで、小池百合子の求心力が高まり、結果として民進党の前原誠司が「民進党を割って野党分裂」という決断をしてくれました。
山口那津男が小池百合子と組んだことで自民党支持者が離反し「小選挙は自民、比例も自民」で比例票を公明党に渡さなかったことにより、公明党は公示前の35議席を6議席も減らすという18%減の大惨敗を喫しました。
2017年の結果は、小池百合子と公明党の共倒れ、自民党の衆院選一人勝ちです。
小池百合子が衆院選でも勝利していたら「山口那津男は先見の明があった」と評価されていたでしょうが、結果は小池百合子は希望の党惨敗のA級戦犯扱いされています。
小池百合子がA級戦犯になるまでは日本にA級戦犯なんて未だかつて一人もいませんでしたが、2017年という年は日本に初めてA級戦犯が誕生した年でした。
そして公明党が議席を18%も減らすという大惨敗を喫しても、山口那津男の責任問題にせず責任隠しをして未だに代表に居座っています。
これは公明党が嫌う「戦前の陸軍」と同じ「誰も責任を取らない」のと同じことを山口那津男はやってのけているということです。
小池百合子のおかげで2017年衆院選が「野党分裂選挙」になって自民党を利したのは疑いの余地がないでしょう。
そのような「野党分裂選挙」を作ってくれたのはほかでもなく「小池百合子陣営に投票してくれたお馬鹿さん」のおかげです。
自民党は2017年衆院選で総議席数10減の中でも284議席を獲得し公示前よりも議席占有率を伸ばしました。
このような自民大勝の状況を作り出すことに貢献するために、小池百合子に投票してくれた馬鹿には本当に感謝しています。